乳癌学会で仙台へ行った際、購入した「牛タンカレー」
牛タン弁当が旨かったと以前紹介しましたが…
このカレーが半端無かった!
所謂いい意味での「想定外」
屋上へ出られず…(悲しい)
しかし、想定外の旨さのこの牛タンカレーが、そんな危機?を救ってくれた。
マロン治一郎は左で、上はclub harie
甲乙つけられない程、全て美味。
ふと思い立って「ロボコップ」実に久しぶりに見てみました!
あの当時、強烈な印象があったのですが今見ても傑作。
「続編あるある」で2は今一だったような気が… 記憶が定かではありませんが。
思い切って、今日、見てみようかな?
○ 本文
(前回の)画像診断の判断に問題があるケース(の続き)
症例4. 前医での診察では「嚢胞しかありませんが、本人が気にするので紹介します」と当院を受診されたケース
エコー像1.
一見、(前医が判断したように)嚢胞のようにも見える。
エコー像2
ただし、エコーを連続させていくと乳頭直下あたりから乳管拡張と(その内部に一部腫瘍らしき像が)連続して「一連の病変」のように捉えられる。
マンモを撮影すると…
その部位に(まさに一致して)石灰化が写っていました
MRIではその部位(下部)に「乳管の集簇」のような像となっています。
♯無論、私がMRIを撮影するということは(診断目的では撮影しないので)、結局「癌だった」ということです。
このケースで重要なのは、本人が「しこり」として自覚していること。
エコーで「乳管拡張及び(一部)乳管内病変?)」程度であれば(前医のように「嚢胞」と判断して)大した異常は無いよ。といわれてしまうのかもしれません。
「シコリとして自覚する部位に一致して」このような所見があることは実は要注意なのです。
★ おまけ
(11月4日にQA回答していて)
『Q&A 左脇の下のもう少し下にあるコロコロ動くしこり 10/27 11:27』
それよりも私が気になったのは
『右脇にもシコリがあり、内科を受診し、胸部CTを今年の4月に取って頂きましたが、リンパの腫れとの事で経過観察中』という記載です。
⇒正直、リンパ節のためにCTを撮影したり、(ましてや)ほぼ間違いなく「全く正常なリンパ節」なのに経過観察を無駄に行っていることに問題を感じます。
腋窩リンパ節に関しては(我々)乳腺外科医でないと正しい判断ができません。(他科の医師が診ると「正常と言い切る自信がない」ために極めて無駄な経過観察となるのです)
♯仮に質問者が私に、そこをエコーさせてもらえば(おそらく)『100%正常なリンパ節です。 無駄な経過観察は不要です。』とすっきりすることでしょう。
↑
このように、「腋窩リンパ節を他科に任せるべきではない」とワザワザ コメントしたのには訳があります。
ちょうど、先週の外来患者さんで同じようなケースがあり、大変「苦々しく」思っていたからです。
その患者さんは「腋窩のシコリが気になる」と(その日、当科外来受診の直前に)皮膚科を受診していたのです。
その皮膚科で、その患者さんは『それはリンパ節だと思う。あとで(検査室の)エコーをしたほうがいいよ』と言われていたので、(その患者さんは)「もしかしてリンパ節転移?」と心配しながら(その直後の)私の外来を受診したのです。
勘のいい皆さんには、結局どうだったのか?察しがついていることでしょう。
♯「察しがついている」と書いていると、ついスカロケで流れているCMを思い出します。
(以下)
夫(と、推測される人)『サッシだけに、察しがいいねぇー。 あっ、俺滑った?』
妻(と、推測される人)『サッシだけに、察しがいいわね。』