昨日、暑かった!
そんな時にもセブンのパンは食べやすい。
ゼロコンビは、乾いた喉にゴクゴク最高!
○ 本文
Invictus 征服されない 屈服しない
I am the master of my fate:
I am the captain of my soul.
—842. “Invictus” l.15 – 16
今週のコラム 431回目で紹介した「Aさん」
前医では「ホルモン療法の変更」によりお茶を濁されそうになったが、
不屈の闘志で『治るためなら何でもやります! 頑張ります!』が口癖?のAさん
間違いなく 負けざる者たち2 でしょう。
当院での治療
手術(左鎖骨上及び頸部リンパ節郭清)
↓
放射線(左頸部~鎖骨上及び縦隔)
↓
抗癌剤(ECx4)
♯初回術後TCx6の既治療であったためtaxaneは省略しanthracyclineを選択
○抗がん剤終了後 PET cCR !
頸部リンパ節
before(L)⇒after(R)
SC
bevore(L)⇒after(R)
mediastinum node before(L) ⇒ after(R)
cCRを勝ち取った「負けざる者たち2」は(予定通り)palbociclib + hormoneを開始しました。
これにより、long cCR⇒complete cure を「いよいよ」目指すことになります。
palbociclibは副作用は少なくて、とてもいい薬剤です。
一応「2年を目安」などとして開始しますが、
「やっていることにより再発しない気がする」という安心感から、殆どの方が継続を希望し、5年を超えている人も「相当数」いらっしゃいます。
再発は治らない?
私はそうは思いません。(無論、宗教的なことを言っているのではなく)頑張っても、ガンに負けてしまう人がいることも事実です。
ただ、薬物療法が進化した現在。『この患者さんは、このまま根治なのでは?』と思える方が(明らかに)20年前、10年前より増えている実感があります。
そこで重要なのがcCRです。
「cCRの先にしかcomplete cureは無い」のです。
とにかく、まずcCRを狙いましょう。そのためには決して手術を避けてはいけないのです。
「負けざる者たち」はこれからも3、4へと続いていきます。