シェルターガーデン日光
本日、滞在します!
素晴らしいスタッフと、そして素晴らしいワイン
1年で4回も行ったホテルは初めてです。
すっかり最近は「セブン」三昧!
これが、また旨いんです。
○ 本文
前回の「負けざる者たち2」に引き続いて、今回は早速「負けざる者たち3」です。
(1,2は)再発乳癌でしたが…
今回は「転移性」乳癌
初発時の検査で肝転移を指摘、『転移があるのだから、手術はしない』
(他院では)よくあるケースと言えます。
レベル1 リンパ節
レベル2 リンパ節
患者さんは「遠隔転移があるから手術をしない」と言われたことにも増して
『どうせ治らないのだから、手術はしても無駄』
そう(ニュアンス的に)言われたように感じたのです。
↑
何気に、ここが問題の一つだと思います。
♯こんな風に言われたら、絶望を感じる気持ちも十分に理解できます。
患者さんは「治したい」のです!
その思いを胸に当院へセカンドオピニオンで受診されました。
無論、私の回答は
『最初から、諦める必要はありません。』
『無論、根治を保証するなどできませんが(それを目指し、それに)最も近い道を選択しましょう。』
手術(レベル2までは確実に転移所見あるので当然、全摘+腋窩鎖骨下郭清)
★ 遠隔転移があるのに鎖骨下まで郭清するか?? みたいに(おそらく)彼らはいう事でしょう。
私からみれば、せっかく手術するのだから(将来的に)鎖骨窩再発みたいなことがないようにすべき。と思います。
肝転移 1
左葉外側区域
手術後のanti-HER2 therapyにてcCR
肝転移2
左葉内側区域
さて、患者さんはモチベーションを持ちcCRを手に入れました!
まずは、ここまで到達することができました。(これが最も重要です)
ここから「長期」cCR継続⇒根治 の可能性がないなんて誰にも言わせない。