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今週のコラム 424回目 私もそう思います。vol. 1

CORTON-CHARLEMAGNE

 

 

コルトンシャルルマーニュ

今、一番嵌っているワインです。

と、いっても「いつもいつも」飲めるワインじゃありませんが…

その歴史に必ず出てくるのが、カール大帝

世界史に精通する「あなた」なら、ピンと来る筈ですが、カール大帝のまたの名は「コルトンシャルルマーニュ」

所説ありますが、(一番愉快なのは)その地(コルトンの丘)にワイン畑を持っていたカール君(どうしてもカルビーを思いだしちゃいますが)ある日赤ワインを飲んだ際にその「自慢の髭が赤く染まって、馬鹿にされた」そうです。

それで、(その地は本来赤ワインが作られていたのだけど)「赤ワインは禁止!白ワインだけ作れ」と、言ったとか言わなかったとか。

ただモンラッシェと並ぶ2大ブルゴーニュ白ワインとして君臨しているのには訳があるのです。

その複雑な味わいは「この愉快な伝説」と相まって、世界中のワイン好きを魅了するのでしょう。

注)私は何者? ソムリエではないことだけは確かです(笑)

 

○ 本文

『先生と出会えて、よかった』

皆さん、誤解しないでください(お昼のメロドラマではありません)

私も、そう思います。』(これも誤解のないように)

 

つい最近のことです。

とある(まるでAKBばりに)「センター」のつく大病院で数年前に手術をした患者さん。

「市川あるある」ですが、その方も処方も含めてその大病院に通院しつつ(主治医には黙って)定期的な診察エコー希望で市川に定期的に通っていました。

『(その大病院で)定期CTで何もないと言われたばかりなんだけど…』

右鎖骨上再発です。

 

PETを撮影しました。

右鎖骨上に「緑のポチ」見えますか?

因みに赤いのは「脳(活発)と膀胱(排泄時に集まる)」です。

「右鎖骨上だけ」の所見であり他に再発を認めません。

 

 

 

横断像だと、少し解りやすいですよね。

 

 

 

 

 

エコーで見ると、こうなります。

これを解説すると…

 

 

 

このようになります。

これでわかることは

 

1.鎖骨上リンパ節は「頸動静脈」と「鎖骨下静脈」に囲まれて存在

2.複数のリンパ節の取り込みが重なりPETでは1個に見える

 

ドップラーエコーでみると、その血流の凄さに、「ちょっと」たじろいでしまいます。

 

 

エコーでは鎖骨の裏を覗き込んでいるので、実際のリンパ節は半分は鎖骨の裏に(腋窩静脈を圧迫しながら隠れています。

 

実際の手術では、大血管の間に「嵌りこんだ」リンパ節群を出血しないように取り出すこととなります。

続きは次回で…