昨日のFM 「人生は挑戦であふれている」
藤巻亮太 出てました。
やはり、この時期の定番「3月9日」 友人の結婚式に送った曲という有名なエピソードがありますが、今や「卒業ソング」の定番ですね。
そしてもう1曲が「ビールとプリン」でした。(藤巻亮太は、「もう今(この歳)では、こんな歌詞は書けないなぁー」と言ってました。)
その平凡だが「愛すべき」ささいな幸せの一コマ
「僕らはいつまでも些細な争いを出来るんだろうか」
しかし、それは過ぎ去ります。
そして、それは「切なくも、大事な」青春の記憶となるのです。
〇ちなみに、仕事をサボってでも(実際はサボりませんが)行きたいライブは、(実現しそうもない)「レミオロメン」と(実現不可能な)「尾崎豊」です。
(ここより「本編」)
前回はFADの診療にMRIが有効であることを紹介しました。
世の中には「癌なのかどうか?という極めて誤った」MRIの使い方をしている医療機関も多いですが、ここではMRIの正しい役割に焦点を当てます。
(MRIの役割①)存在診断(寧ろ「存在していないことの」診断)
(前コラムでの)MRIでの使われ方は、「存在していないことを証明するため」に用いられています。
これが実に難しいのです。
有名な話ですが、「銀行を閉める際に、お金が1円単位まであっていないと、(1円のために)その建物中の大捜索となる」そうです。(銀行員談)
もしも1円が見つかれば「話は簡単」ですが、それが本当に「その建物に無い」ことを証明するのは容易ではありません。
もしも、あなたが若手銀行員だとしましょう。
若手『支店長、どうしても1円みつかりません。無いのではないでしょうか?』
支店長『本当に無いと言えるのか? トイレの床も剥がしてみたか?
そういうことです(?) 「無いことを無いと証明すること」は実に難しい。
私は(自分の)エコーに自信をもっていますが、それでも(検診でFADと指摘された以上)エコーだけで「無い」とするのは時に不適切、だから「MRIでも無かった」が必要となるのです。(毎回ではありませんが)
MRIの役割② 拡がり診断
(目的②というより)これがMRIの本当の役割となります。
case.1 )多発病巣
USでmain tumorからの拡がりを疑いましたが…
実際にMRIを撮影すると…
(赤丸で囲んだように)病変が多発していました。
『これは、全摘するしかありません。』
case. 2 )限局した病巣
このように、(MRIでも)限局していると安心して部分切除できます。