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今週のコラム 155回目 生検できないクリニックでの経過観察、まさに「ホラー級」の恐ろしさです

こんにちは。田澤です。

10月の番組再編!

山寺宏一のkeep on smilingが終了し、「FMから流れたshort story」の元ネタが無くなってしまいました。

凄く好きだったのになー。

その中でも一番のお気に入りは「ライオンとシマウマと人間」です。(今週のコラムの割と初期に紹介しています。興味のある方は見直してみてください)

 

 

管理番号『6872 乳がんと診断されました』を回答していて…

 

私が大変気になった(大問題だと感じた)ことは

『大きいところで生検してもらった方がよい』という、その女医のコメントです。

その意味するところは、そのクリニックでは『どんなケースであれ、生検ができない』という衝撃的な事実なのです。

 

★この質問者も結局「乳癌」だったわけですが、私が問題にしているのは(その施設の診断能力の低さではなく)「そもそも、診断(生検による確定診断)ができない施設で診療していいのか(許されるのか)?」ということなのです。

 

「石灰化」もそうですが…(トップページの「乳がんの検査」⇒「マンモトーム生検」をご参照のこと)

確定診断ができない施設で診療することは、「非常に危険」です。

 

〇結局、(他の施設へ)「紹介しないと生検できない」となると、どうしても「ギリギリまで引っ張られ(紹介されずに、経過観察)がち」となるのです。

1年も2年も「決定的ではないから…」という理由で、経過観察をして、進行してから(ようやく)手放す。(紹介する側からすると「100%自信をもてないと紹介しずらい」そういう心理が見え隠れします)

 

皆さん、どう思いますか?

生検できないクリニックでの経過観察、まさに「ホラー級」の恐ろしさです