●うまい話
個人的なことですが…
日曜日「歯医者」に行ってきました。
詳細は(恥ずかしいので)省きますが、2本もあったので「まともに歯医者に行ったら、5,6回では終わらないな。(この忙しいのに)そんなに(何回も)歯医者に行けないよ」と、不便を感じながらもそのままで過ごしていたのです。
それが、ネットで「忙しい方必見! (最新機器を駆使して)1日で終わります」という銀座の歯医者の広告を目にしたのです。
半信半疑ながらも、行ってきました。
そして本当に「1日で治りました!」
「そんなうまい話があるはずが無い。」と、疑う用心深さは(騙されないためには)必要ですが、時には「そんなうまい話もある」のです。
FMから流れたショートストーリー
「まぁ。こんな素敵な贈り物!お母さん、とっても嬉しいわ! お母さんからも、贈り物があるのだけど、残念なことに1つしかないの。 みんなの中でとってもお利口で、決してお母さんに逆らわない。そんないい子にあげようと思うのよ。さぁ、みんな。誰かしら?お母さんに決して逆らわない子は?」
「それは、お父さんだね。」
●術後の状態
つい先日、(手術の話をしていた時)患者さんから
「入院期間は、どの位なのですか?」と聞かれました。
其の時、私は「あれっ?」と思いました。どう見ても、その方は「乳がんプラザ」を読んでから受診しているように思えたからです。
♯住所が江戸川か葛飾以外の方は、殆どが「乳癌プラザ」を読んでいます。
私
「乳がんプラザ、見てますよね?」
「温存は2泊3日(前日入院、翌日退院)、全摘は3泊4日(前日入院、翌々日退院)ですよ? 」
「プラザで見た事無いですか?」
Aさん
「はい。あります。」
「ただ、郭清の程度とかによって変わるのだと思ってました。」
私
「全く変わりません。」
「腋窩郭清したからといっても、術後の状況にそれ程の違いはないからです。」
「『手術後退院され方の感想』を見てもらえば、全く例外無く全摘(4日)、温存(3日)だけだと気づきませんか?」
Aさん
「それ(手術後退院された方の感想)は見てます。時々5日間とか7日間があるから…」
「郭清の状況などで例外もあるのかと…」
私(きっぱりと)
「例外は全くありません。」
「5日間とあるのは(がん保険で)入院期間が5日以上でないとおりないからと、ご自分で5日間にした方です。こちらの事情で延期した事は(江戸川に来て)3年になりますが、ただの一度もありません。」
「また、7日となっている人は例外なく同時再建の方のみです。」
「私は例外は嫌いな性質♯なのです。」
♯今週の土曜日のランニングは大雨で大変でした。
「こんな雨の中で…」と良く言われますが、私は「例外は嫌い」なのです。(「頭が固い」とも言いますね)
『例外を作らない。』そのためには(合併症を作らない)高い精度が必要ですが、そのための努力を惜しんではいません。
一例を挙げると…
つい昨日の「乳房全摘+腋窩郭清」は手術時間「1時間8分」でしたが、
通常の「ドレーンを入れて、閉めて終了」のようにすれば、これより20分は短くできます。
つまり「ドレーンを入れずに済むような精度」とするための「20分」なのです。(その分、丁寧に縫合しています)
この余分な20分が「合併症を起こさず、予定通り退院できる鍵」となるのです。
僅か20分、されど20分『神は細部に宿る』まさに、そういうことなのです。
乳房全摘+腋窩郭清
術後1日(術翌日)朝、処置で貼り替えたところです。
勿論、ドレーンは無く、腕も「真っすぐ」挙がります。
このテープ(優肌絆)を貼りっぱなしで、今後一切処置は不要なのです。
●テープを貼り替えたり、消毒したりは一切しません。
♯「退院後、自分で消毒するのでは?」と勘違いしている人がいるので記載しました。
ひとり言
手術時間が早くなければできない事です。
例えば、「乳房切除+腋窩郭清」は2時間くらいかかる医師が殆どでしょう。
つまり私の倍は「時間がかかる=その分余計な操作(出血など)して疲れきっている」のです。
その状態で「更に余分な20分をかける」ことは困難なのです。(術者自身も疲れているし、麻酔科医を含め周りのスタッフからも「早く終わってほしい」オーラが出てくるからです)
♯そもそも「早く、正確」でないかぎり、「僅か20分、されど20分」を使う事自体許されない事なのです。