ゴールデンウィーク、皆さんどうでした?
天気もよく、楽しめたでしょうか。
5月3日 早朝、快適に日光へ(の筈が…)
大渋滞。大渋滞。
「あれっ? 何かが違う。」
「連休だからって、混み過ぎじゃない?」
暫くして気づきました。
よくよく考えてみると、最後に日光に行ったのは7年前(震災の前年だったので覚えています)
私の記憶の中の「日光」は、全て「仙台からの日光」だったのです。
仙台からでは…
渋滞と言っても「高(タカ)が知れている」
少しだけ早めに出発すれば「スイスイスイ」
そんなイメージだったのです。
それが、ここ「東京からの日光」は、全く違ったのです。(当たり前ですね)
そうなのです。
「東京からの日光」は、「人口も、交通量も、全く違う」のです。
◎東京一極集中 何とかしてもらいたい(渋滞だけでなく)
人口減少社会となった日本、超高齢化社会、空家問題
解決策は「人工知能」と「地方分散」でしょう。
ピンチをただ嘆くのではなく、「チャンスに変えてやろう!」そんな力が必要です。
FMから流れたshort story
「ビル君。次の問題に答えなさい。君は今5ドル持ってます。そしてお母さんに3ドルくださいと頼みました。それでは今何ドル持ってる?」
「はい先生。5ドルです。」
「ビル君。君は足し算を全く理解していないね。」
「先生こそ。うちのお母さんを全然理解していませんね。」
○乳管腺葉区域切除
今年の乳癌学会が近づいてきました。(7/13~15 in 福岡)
年末年始に抄録を登録する際に、「solid papillary carcinoma」や「悪性葉状腫瘍」も候補にあったのですが、(一つに絞らなくてはならず)結局選んだのが『単孔性乳頭分泌を主訴として乳管腺葉区域切除を施行した37症例の検討』でした。
この37症例とは2016年の1年間での症例です。
昨日、そのスライドを作成していて気付いたのですが、癌は19%(異型atypiaを含めても30%)でした。
「あれっ? 何か違和感があるなぁ。」
ようやく、気付きました。
「今年(2017)に入って癌の割合が高い印象があるからだ。(だから「違和感」を感じるんだ。と)」と。
さっそく、調べてみました。
3月までの乳管腺葉区域切除の症例9例(4月は4例ありましたが、病理結果が出ていません)中、癌は過半数の5例(56%)だったのです。
9例の内訳(2017.1~3月)
癌(5例)
①pT1a(2.5mm)
②DCIS
③DCIS
④solid papillary ca non invasive
⑤DCIS
♯②~⑤は非浸潤癌であり、①のpT1a(2.5mm)を含めても「超早期」であることが特徴
良性(4例)
⑥intraductal papilloma(乳管内乳頭腫)
⑦intraductal.papilloma
⑧intraductal papilloma
⑨mastopathy with papillomatosis
★癌と良性を比較してみると
血性の割合 癌(5/5=100%)vs 良性(1/4=25%)
年齢(中央値) 癌(44歳) vs 良性(41.5歳)
♯こうみると、年齢は無関係で「血性」であることが重要なことが解ります。
★★ただし、改めて癌の症例をチェックしてみると分泌は「半年以上継続」して、その殆どが「一度、前医で良性として経過観察されていた」ことが解りました。
血性分泌で半年以上(前医で)経過観察されている場合、今からでも遅くありません。早期発見が重要なのです。