急に寒くなりましたね。
昨日、FMを聞いていたら「あの」山下達郎も、そう言っていました。(ついでに言うと、一之輔も木村カエラも)
阿部礼二は「懐かしの主題歌特集」だったので、面白さには欠けましたが、いろいろなドラマを想い出して懐かしかったです。
今はドラマは全く見ませんが、当時(10年前までは)結構楽しみにしていたものです。
「スチュワーデス物語」懐かしかったですね。
代名詞である『どじでノロマな亀』 今なら「パワハラ」で訴えられそうです…
「パパはニュースキャスター」 とにかく当時は「田村正和」が輝いていました。
脇のしこり
皆さん、気にされる方が多いですね。
我々乳腺外科医はと言うと…
殆ど、注意を払いません。
何故、ここまで(皆さんの心配と)「我々の関心に乖離が生じるのか?」
一言でいうと(余計な)「情報過多」が原因でしょう。
それでは詳細していきます。
「脇のシコリが気になる」として受診される方の実状
①副乳
まず、これが最も多いですね。
これは、そもそも「脇の下」ではなく、(正確に言うと)腕の付け根です。
「左右差」があったり、「妊娠、授乳期に大きくなる(乳腺なのだから当たり前)」
♯副乳にも「副乳癌」ができますが、これは「硬い」から直ぐに解ります
②正常リンパ節
痩せている人だと「小豆ぐらい」の正常リンパ節は触れます。
③転移性リンパ節
おそらく、皆さんが気にしているのはこれでしょう。
それではポイントを幾つか挙げます。
1.乳腺に自覚する様な「相当大きな」腫瘍でも無い限り、(触れるような)転移性リンパ節はありません。
♯(検診や診察で)「乳腺異常無」となった時点で「脇を気にするなどナンセンス」です。
2.(もしも本当にあれば)「ガチガチに硬い」ものであり、すぐにわかります。(迷った時点でそれは違います)
3.転移性リンパ節には症状はありません。
♯ 「脇が痛い」とか「腕が痺れる」などは「ホルモン刺激症状」です。
④その他の「悪性」腫瘍
こんなものは「ものすごく頻度が低い」ので、想定するだけ馬鹿馬鹿しい。
(悪性リンパ腫、腋窩原発の悪性腫瘍など)
もちろん、もしも存在すれば「ガチガチに硬い」ので直ぐに解ります。
○お解りでしょうか?
要点を1つだけに絞れば…
『ガチガチに硬いもの以外は気にしない』これに尽きます。
やはり自己検診は「乳腺をサーとなでるだけ」でOKです。
♯絶対に「脇をグリグリ触ることだけは止めてください」(無意味な心配が増えるだけで百害あって一利なしです)