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乳癌手術のブログ 2020/11/21  何故、前医で「良性を疑ったのか?」

皆さん、どう思うのか?(特に「早期発見促進委員会」)

こういうケースを目の当たりにする度に、やりきれなくなります。

 

自分でシコリを自覚、前医受診

(技師)エコーしています。そのコメント: 6mm 「辺縁やや不整」

これを何故か?「良性と判断」しています。

良性として経過観察になりそうなところをご本人が自ら「当院を紹介してほしい」となり紹介状を持参して受診

 

その紹介状にはご丁寧にも『乳腺エコーにて良性を疑いましたがご本人希望にて紹介します』なる記載があります。

当院でのエコー

 

縦長、不整形 境界粗雑

これだと「カテゴリー4以上」となります。

少なくとも「良性を疑う」なんて、とんでもない!

 

前医の技師さんのレポート(辺縁やや不整)から、決して「良性と判断してはいけない」し、もしもその技師のコメントに疑問を持つならば、自分自身で責任をもってエコーして「技師は辺縁不整とコメントしているけれど、実際に自分でエコーして診れば全然問題ないわ」的な手順が必要です。

 

★ 何を根拠に良性を疑ったのか? その医師にとって6mmとは(多少疑わしい所見があったとしても)良性であり(かなり大胆!!)、半年後位に「大きく、それらしくなったら」 あら、癌化したかもしれないから大きな病院紹介するわね。

なのでしょうか??

 

最近暖かい気候の中、背筋が寒くなるようなお話しでした。