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乳癌手術のブログ 2020/10/30  「足りない腕は、術者を利用するんだよ。」

ライフバード says: 2020年10月29日 at 12:30 返信

今日の先生のブログですが。。先生は靴とかネットで買うのですね?履かなくてサイズ合うのかな?

 

ASICSで買っている限り、サイズは同じですね。(当たり前といえば、当たり前)

同じモデルは言わずもがな、ターサージール⇒ターサーエッジなんかもサイズは全く同一でした。

ただ、同じ26でもASICSとNIKEでは(当然ながら)違いそう。

その意味では(同じ厚底でも)メタレーサー(ASICS)の方が安心かな。

ネットで探す限り、(普通の)サイズは全て「売り切れ」人気あるなぁ。(早く再入荷してほしいなぁ。 商品レビュー見ていると尚更)

 

今日は「華金」

昨日(木曜日)の診療中に、患者さんが(去り際に)「明日は、華金ですね!」と言われました。

(外来が滞らないように)頭から追い出していた私も思わず「ニンマリ」

そうです。

まさに今が「華金」

麻酔を覚ましている時間に、こうしてブログを書いています。

今日の手術のmain はすでに終了、市川外来に行く前に「もう1件」残っているだけ。(今日は急がなくても余裕で間に合います)

 

「切り取り線」を見極め、決して「強引なラインに切り込まない」それだけで、手術はスムーズになり、出血もありません。

小胸筋の奥の蓋を綺麗に開けて、『青大将、こんにちは。』

同じ術式でも、まったく同じ手術はありません。(患者さん個人個人で異なるのです。)

 

以前、ブログに書いた「ガーゼは持たないように」と注文をつけた助手も、あれ以来きちんと守っています。

「偉いぞ」

見込みのある助手に、先ほど(思い切って)もう一つ教えました。(本人から見れば「また一つ」注文をつけられたように感じたかもしれませんが)

「場を壊さない事を第1に考えること」

 

大学病院のように助手が2人もいないので、助手は自然と「一人二役」を要求されます。

つまり、(筋鈎で引くことで)「場を作りながら」私が縛った糸を切るのです。

どうしても(助手2人に慣れていると)「場を作る役目オンリー」もしくは「糸を切るオンリー」に徹しがちとなります。

「場を作り(それを維持しながら)糸も切る」

何気ないようで、意外と?難しい。

この助手も、(糸を切る際に)場が崩れる(術野が見えなくなる)を繰り返していました。

『よし、今日は第2ステップだ!』

私は言いました。

「場を崩さず、(尚且つ)糸を切るには手が一つ足りない。」

だから、(糸を切る際に)場が崩れるのは仕方がない。そう思う?

発想を変えなさい。

「足りない腕は、術者を利用するんだよ。」

この謎かけ、わかりますか?(宿題です)