本日『Q&A 2020年09月29日2 生検について』『Q&A 2020年09月27日1 対側精密検査の詳細について』を回答していて、強く感じたことがあったので今日のブログのテーマとします。
題名 前医との診療の違いによる(過剰な)心配について
皆さん、どの程度ご存知なのか不明ですが、MP市川外来に定期通院されている方の過半数(80%以上?)は「前医で手術をして、術後(治療もしくは、定期検査に不安を持ち)当院受診された方」となります。
更に、その中でも(一番多いのは)ホルモン療法など3か月に1回は前医(地元)に通院していて、「当院に半年に1回程度、エコー検査に通院」されている方です。(当院で超音波していることを前医には知らせていないパターンも多い)
それは、それで全く構いません。
それらの患者さん達は、前医(地元)での「エコーをしてくれない」または「技師さんエコーだけで不安」という理由が多いのです。
(ここまでが前置きです)
それらの患者さん達をエコーしていると、「それなりの所見」はあったりします。
私は「少しでも気になる(良性と言い切れない)のであれば、生検して100%スッキリしたほうが(私にとっても患者側にも)メリットがある」と思っているので、気軽?に「生検しましょう」となります。
ただ、上記お二人のQのように(前医での診療との温度差から)「生検を勧められる=乳癌が疑わしいのだ!」という発想となってしまうようです。
何故、診療スタンスに大きな開きが生じるのか?というと
私なりに推理?(解釈)してみました。
1.私自身がエコーしている
⇒例えば技師エコーの写真を見るだけでは、どうしても「realityに欠ける=余程気にならない限り、それ以上のステップに行くのに腰が重い」となります。
まぁ、例えれば名画をルーブルで直に鑑賞するのと、(それを)ポテチ食べながらTV画面で見るの違い
★ ただ実際には次に挙げる2の方が大きいかな?
2.生検の精度(に対する)自信の違い
私は生検は100%の自信があるから「生検する=今後一切その所見に対して気にしなくて済む」=それならば(私にとっても、患者側にも)大きなメリットがある。となります。
一方で(生検をする医師自身が)「生検しても(病変を外しているかもしれないと)自信がないので、結局経過観察となる」場合にはどうでしょうか? これだと、「何のための生検?」となりますよね?
それらの医師にとっては(小さな病変を外すよりも)「大きく育ててから診断する」方がメリットがあると(本気で?)考えているのです。(おそらく)
★★ 結局、生検自体に対するスタンスの違いが、ますます経験の差(生検の絶対数の差)となって、どんどん精度の違いが出る。
まさに悪循環と言えます。
私が日ごろ、「生検をしない医師(クリニックなど)での経過観察はホラー級に恐ろしい」と言っている理由がこれです。
話が(多少)逸れましたが、前医での診療スタンスに慣れてしまっている患者さん達は私が生検を勧めると、必要以上に心配される傾向があります。
もともと(最初から)当院で診断手術している患者さんとは(その心配の度合いに)「明確な」差異を感じて時々驚かされるのです。
〇 乳プラ トップページについて
昨日、私が提案した案は(素直に)撤回します。
まず、管理者から「トップページにリンクを貼り過ぎると速度が遅くなる」
⇒あー、私にIT脳が無かったために盲点でした。
管理者より「トップページに貼るリンクはせいぜい2つ」と助言されました。
その際に、想いだしました。
「入口はシンプルに」そうでした! まずは「初めての方(若葉マーク)」と「常連?様」のリンクだけ作り、
「初めての方(若葉マーク)」のページに、殆どのページとのリンクを貼り、 「常連?様」ページには(シンプルに)「QA][ブログ」「コラム」「掲示板」などへのリンクを貼る。
↑
上記イメージとなります。
トップ画面の右側にはグラフィックで左側には「私のエコー画像(昨日、管理者に撮影してもらいました。ただし立ったままのエコーなので、エコーらしく見えないかも?)」として、そこに(熱い)メッセージを記載し(そこに上記2つのリンクを貼る)
そんなイメージでしょうか?
いろいろご意見お待ちしています。
年齢 30-39歳
入院期間 3日間
痛み 3
この度は田〇先生、江〇川病院の皆様、大変お世話になりました。
他院で乳がんとわかってから絶望的なことばかり考えていましたが、田〇先生に手術して頂けると分かってから私もきっと治るんだと思うようになれました。本当に感謝しきれません。
手術も短時間でやっていただき、術後当日は痛みもありましたが、それでも動いた方がよいとのことで、腕を動かしたりして翌日退院できました。2日後位から家事もこなし、1週間後には家族で遠出もできました。これから治療が始まり不安はありますが、先生を信じて頑張りたいです。今後共宜しくお願い致します!
ありがとうございました。