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乳癌手術のブログ 2020/9/23 あるQ&Aより

4連休終わりましたね。

私にとっては、すぐに(楽しみな)金曜日なので、連休って「一粒で2度美味しい」グリコのあれの様にありがたい!

今日水曜日も、新患に備えて予約を超セーブしているので、「案外」楽しみだったりします。

皆さん、前向きに行きましょう。(ネット注文した「Meursault」も届くし)

 

さて、今回のブログは趣向を変えて「掲示板」に届いた「ねね」さんのお便りから

 

ねね

あるQ&Aより。

掲載不可な部分は削除したつもりですが、掲載不可なら削除お願いいたします。

★Question
繊維腺腫、ひとまず安心していいのでしょうか。
お世話になっております。8月の人間ドックの乳がんの検査で要精密検査となりました。大学病院の乳腺科にかかり、触診、マンモ、エコー、針生検(ガチャンと3回ほどとりました)、MRIをしました。エコーの後、先生に腫瘤のサイズを聞いたところ、「10ミリくらいなんだけど、その周りにも小さいのがいくつかあって、そこからも病変が出ればまた違ってくる」と言われましたが、今回、針生検したのは、疑われている腫瘤のみでした。先日、結果が出たので聞きに行きました。針生検では、病変は検出されなかった。MRIでも気になる所見はなかった。とのことで、繊維腺腫であろう、というお話でした。経過観察ということで、半年後の予約を入れました。その際に、「今回は悪性の疑いの腫瘤のみ針生検しています。半年後、他のものの様子が変わっているようなら、その時に針生検します」と言われました。
私が「半年後で大丈夫ですか?」と聞いたところ、「半年でもまめな方だと思いますよ。」との答えでした。また、「急に腫瘤が大きくなったらどうしましょう」と聞くと、「その時は半年待たずに来てください。まあ、ないと思いますけど」ということでした。
この場合、私は半年後の受診でよいのでしょうか?他の腫瘤も針生検してもらうべきなのでしょうか?癌ではなかったと言われて、もっとほっとすると思っていたのですが、不安です。

★Answer
乳がん経験者です。ピンクリボンアドバイザーとして乳がんの正しい知識をお伝えする活動のお手伝いをしています。
もしかしたら以前にも回答したかもしれませんが、少し過剰に心配しすぎかと思います。何が何でも白黒つければいいというものではありません。白黒つけるにも適切なタイミングというものがあります。たとえ乳がんであっても、そのタイミングでなければどんな名医でも判別できません。
やはり以前も書いたと思いますが、乳がんは数年〜10年以上かかって見つかる状態になってきます。細胞分裂増殖の過程で徐々に悪性度を増して、倍々で増えていきます。癌の増殖は最初はゆるやかなのです。
現状で線維腺腫だろうという診断で、仮にそれがまだ悪性の兆候が出ていない超超超早期乳がんであっても、変化が出始めた頃でようやく早期乳がんです。それなりに癌として進行するまでは年単位で時間がかかります。半年後の検査で十分すぎる間隔、むしろ早すぎるくらいです。本当は1年後でもいいのでしょうが、おそらくあなたが不安がるタイプだと思った医師が半年後に早めてくれたのだと思います。
一番よくないのは、短期間で何が何でも白黒つけようとするあまりにいくつもの施設のハシゴをしてしまい、結果的に早期発見のチャンスを逃してしまうことです。変化が出てくるといってもごくわずかなものですから、それは前のデータと見比べてみないと見つけられません。結局ハッキリした答えが出ないためにさらに不安がって別の施設を転々とし、ただただ精神的に疲弊してしまいます。そしてもし乳がんであればそのうち発見されるでしょうが、それは後の医師が名医だったわけではなく、単に時間が経過して見つかる状態になったにすぎません。そのまま最初の施設で定期検診していたらもっと早く見つかっていたという場合が往々にしてあります。過剰に不安がるタイプの人は得てしてこうした傾向があります。
あなたはきちんと半年を待って、同じ施設で前のデータと見比べながらの検査を受けてくださいね。
追記ですが、針生検もやればいいというものではありません。生検の傷痕が病変と紛らわしくなり偽陽性や偽陰性を招くこともあります。疑わしい要素がひとつも感じられない病変ならむやみに針を刺すものではありません。

★ピンクリボンアドバイザーの方からの回答になります。素人からの回答なんかより、専門家であるピンクリボンアドバイザーの方からの回答の方を信用しますよね。もし、私が質問者で、素人と、ピンクリボンアドバイザーの方からの回答があったなら、もちろん、専門家のピンクリボンアドバイザーの方からの回答を信用します太刀打ちできず力不足を感じ撃沈です穴に入りたいくらいです

 

 

 

これは、8860ですね。

内容からすると、この8860さんは乳プラQAだけではなく、この「ピンクQA(仮称)」にも同様の質問をされているとのことのようです。

更に、ねねさんの「素人からの回答なんかより、専門家であるピンクリボンアドバイザーの方からの回答の方を信用しますよね」という文面や「太刀打ちできず力不足を感じ撃沈です」からは、ねねさんもこの方に回答している?

その上で、ピンクリボンアドバイザーなる乳癌経験者からの回答に負けてしまった(と、思っている?)と解釈しました。(違っていたらゴメンナサイ)

 

私がその「アドバイザー」のコメントを読んで感じたのは、

『「当たり障りがなく」尤もらしいコメントだなぁ。』

しかし、それは事実ではなく(大部分の確定診断ができない)乳腺外科医に都合がいいように解釈が捻じ曲げられている(ちょっと辛口)

そうであるが故に(大部分の)乳腺外科医から支持されるでしょうし、(大部分の乳腺外科医から支持されるが故に)其のアドバイザーも、自分の(尤もらしい)意見に酔いしれることでしょう(更に辛口)

 

敢えて、(大部分の乳腺外科医から逆らってまでも)私が伝えたいのは「熱意と経験」さえあれば、「そんな誤魔化し」は必要ないという「事実」です。

掲示板の多くの方のように、その価値観に気付いて正しい選択をしてくれることを(QAを通して)願っています。

★ただ、8860さんのように、複数のQAをしてアドバイザーの尤もらしい意見が自分に適していると感じたとしたら(それを)強引に捻じ曲げるのも違うと感じています。

「自分の希望が何処にあるのか?」までは(その人)自身が考えることであり、(もしもその先に)私の出番があるのであれば、それは光栄に思います。

 

上記はQAスレに挙げます。 ご意見ご感想はそちらへ