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乳癌手術のブログ 2020/8/20

こんにちは。

昨日は「QAスレッド」沢山のご意見ありがとうございました。

掲示板を読んでいて、少しコメント(補足)します。

 

「外科的生検で診断して、(その後)追加切除しないなんてことあるの?」

 

 

あくまでも「生検=検査」ですから、それは(通常)ありません。

きちんと追加手術をするのが常識です。

ただ、日常的にそれ(外科的生検後に、手術を追加しない)を行っている(確信犯と言えます)医師が存在することは事実です。

 

 

敢えて推理すると…

その医師にとっては「小さいものを針で診断して、通常の手術をする」ことに抵抗がある(針生検が上手くできない?)

そのため、(自分ではある程度疑っていながら)患者さんには「少し」安心させつつ「経過観察」に持ち込んで、(育てて)いよいよとなったら「大きくなったから取りましょう」として摘出する。

その医師にとっては「癌なのか?」という純粋な意味の(外科的)生検ではなく、(最初から、ある程度疑っていて)いよいよ「確実に癌だな」という認識のもとでの外科的生検なので、自然と(検査と言うよりは)治療という意識がある。

だから、「最初から(癌を確信し)治療のつもりで大きく切除した」という認識なので、病理結果で「癌と判明」しても(眉一つ動かさずに)「追加切除は必要ない」となるのでは?(と、私は推測しています)

★ ただ、(最初から癌を疑っての)外科的生検だとしても、局麻ではマージンは限界があるのです。

私自身が遭遇した患者さん(前にも記載しましたが、結構な数です)の中には、「この大きさ(の癌で)、局麻でマージン十分ですはないやろ!」も結構あり、実際(当院で)再手術すると「やっぱりね。」という結果となることが殆どなのです。

 

年齢 50-59歳

入院期間 5日間

痛み 1

身体への負担が少ない短時間での正確な手術や1日に2回は病室を訪れて、ご自身での処置など患者の事を第1に考えてくださっているのが良くわかりました。他の病院で乳癌の診断を受け絶望していましたが、先生に巡り合えたことで今後の希望を持つことができました。