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乳癌手術のブログ 2020/3/17 ドレーン・導尿ともなく、術後早期離床の手術

みなさん。こんにちは。

昨日は北風が寒かったけど、radikoのtime freeで聴くスカロケからは「中西哲生」の声が…

そう、今週は「マンボウお休みweek(遅い「夏休み」)」だったのです。

 

年齢 40-49歳

入院期間 3日間

痛み 4(当日) 1(翌日)

この度〇月〇日に左乳房全摘手術を受けた〇〇です。

大変お世話になりました。

〇〇県立がんセンターからセカンドオピニオンをして先生に手術 注 1 )して頂いたことは本当に正しい選択だったと心から思います。

乳がんプラザでは絶望から何度も救われました。特に1000%ありません!! などの回答を見ると、凄く安心 注 2 )しました。

入院中も手術前と後に病室に来ていただけて安心しました。

手術は短時間でやって頂けたので良かったのですが、まさか全身麻酔がこんなに強烈な吐き気があると知りませんでした。15時間以上の強烈な吐き気 注 3 )で退院は無理だと思ってました。本当に恐怖でした。もう二度と全身麻酔はしたくないと思いました。

ただ病棟の看護師さんも手術室の看護師さんも皆さんとても素晴らしい方達で、不安になっている時に良くしていただき、手術室ではずっと手を握って頂き、とても感謝しております。

今までの人生で色々な選択肢ありましたが、転院して先生に手術して頂けたことは、私の人生で最も正しい選択 注 4 )だったと思っております。

これからも、先生に診て頂きたいと思っておりますので、ぞうぞ宜しくお願い致します。

ガンになった私が言うのもなんですが、お身体大切にしてください。先生だけが頼りです。

 

〇〇県立がんセンターからセカンドオピニオンをして先生に手術 注 1 )

⇒前医(〇〇県立がんセンター)での診療に不安を感じて受診される理由は多々あります。

・治療方針そのもの(術前抗がん剤をゴリ押しされた など)

・担当医そのものに対する不安(「チーム医療ですから」を盾として、一体誰が執刀するのか明言しない:若手医師に経験を積ませる?)

また、QAで知ったつもりになっているけど『実際の田〇医師は、どんな医師?』と「人物鑑定」的要素もあるのかもしれません。

・私から受ける印象は様々なようですが、少なくとも(やり手の営業マンのように)「満面の笑顔で、とっても愛想がいい」とは感じないでしょう(笑)

・ただ、私が(自分自身の医療に)絶対的な自信をもっていることは感じていただけているように(勝手に)思っています。

1000%ありません!! などの回答を見ると、凄く安心 注 2 )

⇒ここには強い拘りがあります。

(私の認識では)巷にあるQAコーナーなどでは、回答後に「ただし、診察してみなくては解らないので必ず受診してください」となりがちです。

「それって、意味ある?」

やはり、proffesionalとして自信をもって回答すべき。

15時間以上の強烈な吐き気 注 3 )

⇒これは、「あるある」ですね。

ただ、吐気は(抗がん剤での副作用でも、そうですが)個人差がかなり大きい。

♯ たとえば、(今朝、処置してきましたが)昨日手術の4人の患者さんは全員とも「全く吐気なし」でした。

「強烈」「二度と全身麻酔はしたくない」というwordを見ると、この方は「かなり大変だった部類」と推測しますが、

15時間後(翌日退院までには)概ね改善されています。

転院して先生に手術して頂けたことは、私の人生で最も正しい選択 注 4 )

⇒こう言っていただけるのは、外科医冥利に尽きます。

「そのように感じて頂ける患者さんが一人でも増えるように」その思いは、このブログを書き続ける原動力となっています。

 

 

年齢 30-39歳

入院期間 3日間

痛み 4(手術当日) 1(手術翌日) 注 5 )

田〇先生のご経験と実績に裏打ちされた診察・手術に安心してついて行く事ができました。

何より、ドレーン・導尿ともなく、術後早期離床の手術 注 6 )。本当に回復が早く退院日から家事も育児も問題なくできました。改めてありがとうございました。

痛み 4(手術当日) 1(手術翌日) 注 5 )

⇒「典型的」なパターンです。

手術直後は「これ(こんな痛み)で、明日退院できるの?」と皆さん一回は心配されるようですが…

全て「杞憂」に終わるのです。

ドレーン・導尿ともなく、術後早期離床の手術 注 6 )

⇒単純に「術後が楽」というだけではありません。

ドレーンを入れなくてもいい手術=リンパ管を損傷しない手術=術後の患肢浮腫のリスクが低い

だけでなく、身体の負担が小さいこと=再発リスクの低減の一つだと思っています。