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江戸川病院乳腺センター長 田澤篤 さん 183件

江戸川病院乳腺センター長 田澤篤
2024-10-29 07:53:33  掲示板 2024年10月27日~11月2日

これは驚いた!
本日回答したQA『肉芽腫生乳腺炎 完治のさせ方

少し前に「私の治療法が少し?広まっている?」
この活動も捨てたものではないな。(だいたいこんな感じ?)のコメント覚えていますか?

今回は、まるで「この人、別の施設で治療されている風にQしているけど、実は俺の患者さんじゃないのか?」と正直疑ってしまう程の内容でした!

(以下)
—–Original Message—–
肉芽腫生乳腺炎 完治のさせ方
性別:女性
年齢:45
病名:肉芽腫性乳腺炎
症状:
投稿日:2024年10月28日

2023年2月左乳房痛、ハリとしこりが一気に出現。しこりの大きさは13センチ程度。
2023年3月には関節痛も発生し、都内の中核病院にて肉芽腫生乳腺炎の診断をうける。
2023年3月末よりプレドニゾロン30mgからスタートして、2024年10月上旬までの1年7ヶ月かけて少しずつ減薬していきました。
現在は、薬を完全にストップして約1ヶ月経ちます。

今でもまだ1-2センチ程度のしこりやハリ感が残っています。主治医からは、薬をやめてそのまましこりがなくなる人もいるし、もししこりがこなまま残った場合はマンモトームで削ると言われており、次の診察は2025年年明けを予定しています。

薬をやめてから、重痛い感じやしこりがやや固くなったような感覚の時があり、このまましこりが残るのではと感じています。

質問ですが、残ったしこりはどのようにしたらいいのかという事です。

主治医からは、マンモトームでは、全て綺麗に削るのは難しいと言われています。多少でもしこりが残った場合、乳がん検診で要精密検査が毎年出てくるのも困るし、万が一しこりの近くに乳癌が出来た場合、異変に気付きにくいのではと心配しています。

マンモトームで削る以外で、この病気を完治させる方法は他にありそうでしょうか。

私の回答は本日?掲載されるQAをご覧ください




江戸川病院乳腺センター長 田澤篤
2024-10-17 07:57:32  掲示板 2024年10月13日~10月19日

再発原発リンパ癌の手術を回答していて

この質問者の記載に「CR状態にもっていきたい」とあったことに嬉しくなりました。

私が「負けざる者たち」にこめた思い、配信で何度も口にした「まずはCRこそ重要」という考え方が少なからず広まっていることが嬉しいのです。
殆どの医師は「遠隔転移=治らない」を前提とした「ダラダラとした治療」となる。それでいいのか?患者さんが自ら立ち上がるべき時なのです。
成功体験を持った私が、発信し続ける事。それが大事


江戸川病院乳腺センター長 田澤篤
2024-10-16 07:51:14  掲示板 2024年10月13日~10月19日

Q&A トリプルネガティブ 術前化学療法の効果について 10/15 09:45 を回答して…

昨日、次回(10/20)生ライブ配信の内容を「診断にすべきか?」みたいにご意見を募集しておきながら今朝このQの回答から、この「鎖骨下郭清はできない」案件を通して、手術不能と言われている方達に希望を示す事こそ急務!(と、熱いpassionを感じました)

この方も(お決まりの)術前抗がん剤のゴリ押し
♯担当医は(鎖骨下郭清はできないと明言しているのは、潔しとしても)現状の「腋窩郭清さえも負担(自信がない、もしくは大変?)」なので、とにかく「抗癌剤で手術負担を小さくしなくては!」という思惑のもと抗癌剤をやっているように(私には)透けて見えます。

ここで(術前抗がん剤の効果がどうあれ)中途半端な手術(抗癌剤前の時点で鎖骨下リンパ節まで転移があるのだから、術前抗がん剤は、本来鎖骨下リンパ節まできちんと郭清すべき)を行ってしまうと、(管理番号12103 リンパ節再発のように)鎖骨下再発するリスクを大変危惧します。
もしもそうなると、12103の質問者のように(本来は鎖骨下郭清できなかった担当医の手術が原因なのに、)『鎖骨窩再発は手術できないので遠隔転移と同じだ。余命3年だ』などと、言われてしまうのでは…

QAはあくまでも質問コーナーだから、質問に対する回答しかできませんが、答えはシンプルに「当院で手術すれば、全て解決」と言いたくてなりません。(回答でも、半分言ってる?)
どの程度遠方なのか無論不明ですが、照射も抗癌剤も(もしも地元希望なら)病院間で探せます。

今回の回答の冒頭には「何故、鎖骨下郭清ができない医師ばかりなのか?」について「手術とは、本来このようにして習得されていくものだが、この部位については第2ステップが難しい」などの説明もしています。
まさにこの通り!
指導医にとって(助手に、その手技をさせている時に)危ない!と、容易に助手を制止することができればいいのだけど視野が狭くて「危ない!」と思ったときには「もう遅い…」となりえるので怖くて、助手にさせられないのです。(失敗したのは助手でも、全責任は指導医になるので)

これら全体を10月13日のコラムから拡げて「手術3」として生ライブ配信かな?
今はそんな風に思ってます。




江戸川病院乳腺センター長 田澤篤
2024-10-15 16:59:03  掲示板 2024年10月13日~10月19日

13日は「生ライブ配信」参加された皆様(掲示板投稿者が中心と思いますので)ご参加、ありがとうございました。

来る20日の「生ライブ配信」は(普通に考えると? と、いうか私の負担を考えると?)今週のコラム467回目の内容となります。
ただ、本日回答した(そして本日掲載されるであろう)QA管理番号12089 解答2が私を刺激しています。
その質問文の中の
『私の場合、6月から9月の間に悪性の所見へと変化していることになるのですが』
    ↑
これです。
一般常識からして「3か月で所見の変化」は考えにくく、やはり初診時の所見が「そもそも癌を疑うべきだった」ものと思うからです。

QAを10年やってきて「いろいろ」思うところがありますが、やはり根本というか「基本の基」は「診断」です。
最初の「診断」が、どれくらいの悲劇を引き起こしているのか?(もしくは、「その際には解らなくても」その遅れが5年後6年後の再発に繋がっていたのではないか?←無論これは証明できませんが…)
この診断には
1.画像診断の「甘さ」
2.画像診断で(ある程度)解っているのに無駄に経過観察を選択する「弱さ?」
3.手技的な「未熟さ」
  ↑
これだかの問題があります。

何が言いたいかと言えば…
歳とると、やたら前置きが長くなりがち?で申し訳ありません…

来る20日には「診断関連とすべきか?」みたいな思いとなっているのです。
そこで、(久しぶりに)皆さんの意見をうかがいたい!
どう思いますか?




江戸川病院乳腺センター長 田澤篤
2024-10-07 09:00:26  掲示板 2024年10月6日~10月12日

Q&A リンパ節再発

読んでもらえば解ります。
主治医は、再発が脇の下だけなら腋窩郭清すれば局所でよかったけどレベル3だと手術でとりのぞくことができないので、遠隔転移のようなものです。
あなたの状況は初発でいうとステージ3cなので厳しいものとかんがえておいてください、
自分の経験的に余命は3年くらいです。
みたいなことを言われました。
余命という言葉まででてきて、あまりにもショックだった

医師の技量によって患者さんの運命がねじ曲がるとしたら…
それは決してあっては行けないことだと思います。
ただ、それが現実にあるのです。

もし、これが当院であったら…
シンプルに… 
『手術しましょう。(その上で必要な全身療法があれば、それを加えたうえで)その後に画像検査をしてCRをまずは狙いましょう』となった筈です。
この患者さんの運命が捻じ曲げられることなく、当院へ辿りつくことを切に願います。




江戸川病院乳腺センター長 田澤篤
2024-10-07 07:51:27  掲示板 2024年10月6日~10月12日

Q&A 12042 肉芽腫性乳腺炎 質問2 より
これを読んでもらえば焦点は『質問者は実際、癌なのか?肉芽腫性乳腺炎なのか?』です。
   ↑
これについては、(回答にもコメントしているように)私自身が診察(場合によってはマンモトーム)しないことには解決しないと思います。

(それは、この際おいておくとして)
この掲示板で言いたかったのは、『最近、何故か?肉芽腫性乳腺炎の(乳腺外科医の)認知度が上がった?』という事実です。
このQAを遡ってもらうとお解りのように、かつては肉芽腫性乳腺炎という診断もつかず、「炎症なのに切開しても膿も出ない」だの「無駄な抗生剤漬け」にされたりもう悲惨な状況でした。それが明らかに変わってきたのです!

このQも地元の乳腺外科医が「肉芽腫性乳腺炎」と診断し(誤診の可能性も完全には否定できませんが…)プレドニン30mgで治療開始しているのです!
これには(質問の主旨とはずれてはいますが)実は大変な驚きです。
このQAが、彼らの肉芽腫性乳腺炎の認知度を上げているのでは?と本気で思ってしまいます。
皆さん、どう思いますか?




江戸川病院乳腺センター長 田澤篤
2024-10-03 07:50:08  掲示板 2024年9月29日~10月5日

ある患者さん
術前抗がん剤後に(抗癌剤前には鎖骨下リンパ節転移も疑わ提タにもかかわらず)手術の際には「腋窩郭清まで」
術後補助化学療法及び放射線照射を行うも、
術後(比較的)早期に「鎖骨下リンパ節再発」
PETで他に転移は無いのに、『鎖骨下リンパ節は危ない場所なので手術はできない。(そもそも)あなたは早期再発だから、遠隔転移同様に考えステージⅣ相当だから薬物療法するしかありません。』
  ↓
「手術は本当にできないのか?」と思い(通常なら)ここで当院に行きつくわけですが、
(地元で一番大きな病院では手術できないか?と)ある大学病院を受診。
そこで、「たまたま」私が仙台時代に手術手伝い出来ていた(その当時は若かった医師)が担当医となるというドラマのような展開!
当院では(カンファレンスもしましたが)手術はできません。ただ手術できる医師を知ってます。
     ↓
ついに私のところに辿りつきました。

問題点
1.そもそも(術前化学療法前に)鎖骨下リンパ節転移の所見があったのだから、手術時に「腋窩鎖骨下郭清」していれば今回のような再発はなかった。
⇒鎖骨下郭清が(そもそも)できない医師なのでしょうが、それがこの患者さんの運命を捻じ曲げていると言えるのでは?

2.初回手術で鎖骨下郭清ができない医師に「鎖骨窩再発」の手術が出来る筈がない
それは理解できますが、(手術できないことを、あろうことか)ステージⅣと同じだなどと言っている。
  ↑
どれだけ患者さんを苦しめることになるのか想像できないのか?
問題提起です。




江戸川病院乳腺センター長 田澤篤
2024-10-01 16:56:07  掲示板 2024年9月29日~10月5日

3ヶ月で乳がんの疑いのある変化 [管理番号:12089]を今朝、回答していて…
毎回、毎回で皆さん「耳タコ」で申し訳ありませんが…
♯私の「叫び」は是非QA本文でお読み取りください。

別の切り口で言えば…
「半年後経過観察でOK]と言っておきながら(患者さん自身が)3か月でシコリ増大に気付いた
   ↑
これは、その医師にとって何ら「屈辱」とならない?
もしくは、その患者さんに対して幾らかでも「申し訳ない」と思わない?
まずは「そこから」始めなきゃ!
FMラジオで車買取の「そこから」を(あの)本田圭佑がCMしてます。




江戸川病院乳腺センター長 田澤篤
2024-09-25 07:19:06  掲示板 2024年9月22日~9月28日

Q&A 炎症性乳がん 9/24 09:41を回答していて

やはり、このQを読んでいてもこの主治医は
1.炎症性乳癌を正しく診断できていない
2.(無論、実際に診察してみないと)質問者自身が表現しているような状態ではなく「本当に」手術不能状態である可能性もありますが…
もしも局所は手術可能でも「胸膜転移、骨転移」があれば「手術はありえない=何しても治らない」と消極的な治療へ誘導しているように思えます。(治療の提案についての記載が無いので、あくまでも印象ですが…)
     ↑
まさに、これこそが、私が『今週のコラム464 負けざる者たち3』で強調したかったことです。

最初の1年間の治療こそが、「負けざる者」となれるのか?「(主治医によって)既に負けた者」とレッテルを貼られるのかの分かれ道となるかもしれないのです。




江戸川病院乳腺センター長 田澤篤
2024-09-23 10:15:22  掲示板 2024年9月22日~9月28日

本日第2弾
異時性両側乳がんと骨転移の治療方針について
性別:女性
年齢:76
病名:右胸全摘ずみ、左胸粘液がん(1㎝)/骨転移疑い(自覚症状はなし)
症状:
投稿日:2024年09月01日

母の代理で相談させていただきます。
2022年12月に右胸乳がんで全摘手術しました。
その時の乳がんは浸潤がんで0.6センチ、リンパ節転移は0でした。
グレード1、微小なリンパ管への広がりなし、微細な静脈への広がりなし、her2スコア0でした。
当時の主治医には、「ホルモン治療しても、再発率5%が3%になるだけ」
「副作用もあるから再発したらホルモン治療したのでも間に合う」と言われ、特に術後の治療はしていません。
高齢ということもあり、治療しなくていいならよかったね、ということで経過観察だけしていました。

それが、2024年7月の診察で、左胸にしこりが見つかり、検査したところ粘液がんで全摘予定でした。
こちらもルミナールAでKi-67は10%です。
なお、家族にもほかに乳がんになった者がおり、前回のときに遺伝性乳がんについての検査もしており、こちらは陰性でした。

今回の(左胸の)手術前のPETで胸椎に怪しい部分があり、レントゲンとCTをしたところ、
整形の医師には「たぶん大丈夫」と言われましたが、
念のためにととったMRIで、小さいけれど、骨転移の可能性が否定できないといわれています。

主治医からは、骨転移があるので手術はしない。ホルモン療法をメインに考えているといわれています。
こちらとしては、骨転移が右胸からか左胸からかわからない以上、左胸の手術をしていただきたい気持ちがあり、
ただ、そうなると骨転移に対する治療の開始が遅くなるし、と思い、どのような治療が最適なのか悩んでいます。

今のところ本人の自覚症状はなく、乳がんになる前から膝が悪いくらいで基本的には体力があるほうです。
なるべく痛みをコントロールして、長く現在の平穏な生活を維持していきたいと思っています。
本人は、抗がん剤も頑張るとは言っていますが、先生ならどのような治療をされますか。

手術をするかしないか、するならどのタイミングで、なのか
どのようなお薬を使っていくのが考えられるか、教えていただきたいです。
よろしくお願いいたします。

「手術をしない」という主治医の選択どう思います?
無論、このQに対する私の回答はこうです。
(以下)
先生ならどのような治療をされますか。
⇒無論手術です!!

「念のためにととったMRIで、小さいけれど、骨転移の可能性が否定できない」
⇒この程度の骨転移(でないかもしれない)を理由に手術しないなど、本当に嘆かわしい!

手術をするかしないか、するならどのタイミングで、なのか
⇒無論、手術しましょう。

骨転移は(疑いのままでも)念のために、「骨転移という診断名で照射を術後に行う」がベストと思います。

どのようなお薬を使っていくのが考えられるか
⇒骨転移が「疑いのまま」であれば、(上記)照射後はホルモン療法単独も十分に選択肢となりますが、(治療意欲が高いのであれば)CDK4/6阻害剤+ホルモン療法もいいでしょう。
★私であれば、このケースでは抗癌剤は視野には入れません。

どうして、こんな「疑い」どまりの小さな骨転移があるというだけで「手術しない」となるのか?
わざわざ根治の可能性が無いように患者さんに感じさせて無駄に悩ませていることに気付けよ!
 って、ことです。