戴いたばかりの「オマール海老のパスタソース」たっぷりのほうれん草と共に。
この季節でもビールが飲めるのは「サウナスーツ」のお陰。 汗って気持ちいい!
〇 本文
つい最近、患者さんからのコメントで酷くびっくりしたこと。
地元で『シコリはあるけど小さいので生検できない。経過をみるしかない。』と、言われ(「確定診断希望メール」を介して)当院で生検した患者さん。
生検結果は(2つとも)線維腺腫。どうやら前医に報告に行かれたようです。
(以下、そのコメント)
今日地元〇〇の先生に結果を報告したところ、
あの小さいしこりをよく生検できたなぁと感嘆されていました。
その「小さなしこり」とはこれです。
「5.6mm」と「5.4mm」2つのシコリ
小さいと言えば、小さいけれど…
「感嘆」するほどのものか?? 私には日常茶飯事の大きさだけどね。
えっへん。
俺は(こんな小さなものも生検できて)凄いんだぞ!
ってか?(懐かしい!吉幾三だったよね?)
違う、違うそうじゃーない(古っ!)
本当にびっくりしたんだ。
「5mmのしこりの生検でびっくり!」している場合かい!!
そんじゃ、『あんた、何センチまで育て上げないと診断できないの?』って言いたくなるよね。
勿論、小さいから癌では無いではなく、小さいから(癌かもしれないけど)診断できない。
こんなこと言われたら、患者さん可哀想!
もう一つ直近で(別の)患者さんから言われた事。
本当に生検してくれて、ありがとうございます。
生検をお願したら、地元の医師からは
『こんな小さな病変刺せる訳ないだろ! どっちにしても経過観察となるのだから生検なんかしないよ!』
と、怒鳴られてしまい「何も言うことができなかった」
この方の病変① 4.4mm
結局どちらも乳腺症だったけど、「嚢胞」とか「線維腺腫」と異なり辺縁が「ボソボソ」していて、画像だけでは良性とは判断できない。
↓
(癌の可能性はあるけど)小さいから「針が刺せない=診断出来ない」
これって、(そう、言われた)患者さんには凄いストレス。
『自分は(もしかすると)癌かもしれない』って抱えながら経過観察しているわけだからね。
それにしても、怒鳴ることはないよね。
その医師にとっては常識なのかもしれないけど、エコーで見えてるんだから「針を刺せるはずがない」と考える理由が解らない!
それがどんなに小さくても、(画像所見で指摘された以上)患者さんは皆、(それが癌なのか?癌でないのか?)気になる筈。
結果として「癌であれば、早期発見」「良性であれば、心配から解放される」
それこそが医師の役割。それができないからって(逆切れして)患者を怒鳴りつけるとは何事!
本日、この約1時間後に動画生配信される「診断」
診断の問題点はあまりにも多いことに気付かされます。
良性を(100%)良性と診断してあげられないこと。
これが出来ない医師に早期発見を期待することはできないのです。