[管理番号:11932]
性別:女性
年齢:47(今年で48)
病名:浸潤性乳管がん
症状:
投稿日:2024年07月23日
今年の6月(中旬)日に右乳房全摘術を受けました。
(14年前にも左乳房にほぼ非浸潤がんでしたが1ミリ程度の浸潤があり、皮下乳腺全摘術+広背筋同時再建をしています。初期治療はしていません。)
前日出た病理検査で、がんは3つで、内訳は①ステージ1のルミナールA(13ミリ、核グレード1、組織学グレード2)、②ステージ1のルミナールB(詳細は以下の病変②に記載)、③非浸潤がん(1ミリ)でした。
術前の生検は①のみ、ルミナールAとの見立てで、すでに全摘手術を決めていたので、他の腫瘍についてはどうせ取り除くということで生検はありませんでした。
ルミナールBが混ざっていたことでオンコタイプDXを受けることにし、結果が8月(上旬)日にわかる予定です。
ただ、ルミナールBの再発率などを調べていると5サブタイプのうちでも2番目に再発率が高いなどを知り、恐ろしく不安でいっぱいです。
「質問①」
グレード、ki67共に高い自分はオンコの結果も再発スコアなど高く出るタイプでしょうか?
「質問②」
先生が考える5年、10年、15年の再発率は何%くらいでしょうか?
(オンコ結果まちの今、お尋ねするのも大変失礼なことと承知しますが、気持ちの整理が上手ではないので、出来るだけ前もって気持ちの準備をしておきたいのです。どうか先生のお考えをお聞かせくださいますと幸いです。)
「質問③」
再発リスクが高いということは、初期治療にも耐えうる厄介ながん=グレード、ki67
高値ながんが残っていて大きくなると言う考え方でしょうか?
「質問④] もしルミナールBが再発すれば、何年生存できますでしょうか?
「質問⑤」
先生ならオンコの結果で何がどのようであればホルモン療法のみ、化学療法上乗せ、分子標的薬追加と判断されますか?基準などございましたらお聞かせください。
今更ながら、自分の病気のことでありながら不勉強で理解を怠っていたことを大変悔やんでいます。
14年前が奇跡的にも大人しいタイプのものであったことで今回も全て比較的大人しいタイプかなと甘く考えていた自分がいました。
これを機に悔いのないようきちんと向き合って付き合っていこうと思っています。
過去のQ&Aなどもいくつか拝見させていただいているものの、読み切れてはおらず、重複した質問でしたら申し訳ございません。
何卒ご返答よろしくお願いいたします。
病変②
組織型:Invasive ductal carcinoma, tubule forming type > scirrhous type
占提部位:Rt, AC, 術式:Bt
術式浸潤径:7x6mm (×* $7mm), T stage : pT1b
(>5mm, ? 10mm)
浸潤径+乳管内進展巣:7x6mm(?推定7mm)
乳管内:(+), Comedo necrosis: (-)
組織学的波及度:1,リンパ管侵襲:LyO.静脈侵:VO
病理学的グレード:Nuclear grading 3, Histological grading II (nuclear atypia 2, mitotic counts 3, tubule forming 1)
免疫染色
67 labeling index 40%
ER 100%, PgR 100%, HER2 score 1+, Ki-
TILs
diffuse, excluded
hot spot 70% (high), average 5% (low),
繊維化を伴って、小状や素状に浸湿増殖するを認める。浸潤楽周囲にcribriform type DCISを認める。
田澤先生からの回答
こんにちは。田澤です。
OncotyepDXするのだから、その結果に従いましょう。(そして、そこには「ホルモン療法をした場合の再発率の記載がある」のだから、今から「あれこれ」想像して心配すること自体「全く」ナンセンス!)
OncotyepDXの結果については今週のコラム269回目をご参照のこと
閉経前、リンパ節転移無しだから、以下のようになります。
0<RS≦20 tamoxifen
21≦RS≦25 tamoxifen+LH-RHagonist
26<RS chemotherapy(TC regimen)
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再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
2024/8/1
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