先週の土曜日屋上
山頭火のラーメン、フネさんありがとうございます。
周りを固めるのはマルエツで購入した中華達
餃子は冷凍餃子なのですが、其の旨さにびっくり!
今回「にんにく」の文字に引き寄せられて初めて購入。
これ、これ!
私がニンニク好きだからなのか…
正直(私の記憶の中の)餃子の王将よりもインパクトが強い!
いや!それは餃子の王将に失礼かもしれない。(えてして、記憶はあてにならないので…)
これは、是非今週(両方同時に食べ比べて… )対決させます。
〇 海派
コラムを土曜日に掲載するのには(やっぱり)訳アリです!
月曜日にふと、今週末が8月最後の土日だということに気付きました…
何年もプールに入っていない!(最後にプールに入ったのは3年も前、ハレクラニ沖縄のしかも「屋内」プール 冬だったから当たり前)
もともとプールではなく海派のワタシ。
高校まで住んでいた新潟の海は「泳ぐ」海でした。
「日本海の荒波」といいますが、波が荒いのは冬。
夏の新潟の海はテトラポットで囲まれた「お風呂の様な海」と称されていました。
海は泳ぐために行くものであって、決して浜辺で遊ぶためのものではない。
海に着くと、一目散に沖にあるテトラポットまで泳ぐ。そして(テトラポットに)上陸
日焼けオイルを塗って、その石の上に横になると(自分が)太陽の熱とオイルによって焼かれた「人間オイル焼き」のように思えてくる。
そして、いつしかジリジリする中で大汗をかいてウトウト…
そして、また海に飛び込み熱を冷ます。 その繰り返し…
大学で仙台に来て初めての夏の海のショックが今でも忘れられない。
海なのに誰も泳いでいない。(泳いでいるとしても殆ど砂浜から離れない)
地元出身の友達に聞くと(医学部は地元宮城県出身は10%だけでした)「海はおよぐものじゃーない! 浜辺で遊ぶものだよ。」と。
子供の頃から親しんでいた「泳ぐ海」を求めて、その後毎年(結構遠いですが)夏にははるばる車を飛ばして(飛ばし過ぎてスピード違反で捕まったこともしばしば…)新潟の海に「泳ぎに」行ったのはいい思い出です。(流石に、ここ東京からは「泳ぐ」ために車で行くには遠すぎますね! 日帰りだと帰り「ぐったり」しそう・)
と、前置きが長ーくなりましたが海で泳ぐのは諦めて私が選択したのは「屋外プール」
どうせ屋外プールなら(沖縄のリゾートホテルばりに「ゆったり」したいので)都内のホテルを検索。
屋外プールがついているホテル、しかも(どうせホテルに泊まるなら)クラブフロアがいいなぁ。と無事に条件をクリアして予約完了!
かくして、8月最後のコラムは土曜日登場となったのです。★餃子対決の結果はまた来週!
〇 本文
先日のST-MMTの問題点
①石灰化が「小さい」と難しい??
患者さんは「海を越えて(海外ではないですが本州でもありません)」の来院。
(地元で検査をしない)その理由は、医師(乳腺専門のクリニックです)から『(手技的に)難しいと思うから上手な先生にやってもらった方がいいよ』と言われたから。とのこと。
メール(確定診断希望メール)でのやり取りで、
私『難しいと(予想している)理由を(そのクリニックの医師に)聞いていますか?』
患者さん『ターゲット(石灰化)が小さいからのようです。』
私『えっ? 小さいから? 』
★ 何故、私が驚いたのか?ここで解説
ST-MMTの大敵(難関症例)は順番に
①奥にある なかなか引っ張りだせない
②薄い 針の採取する窓から外れる(もしくは皮膚から出て吸引圧がかからない)
③石灰化が薄い 局所麻酔など入ると(石灰化そのものを)見失ってしまう
上記については是非『今週のコラム 78回目 この間、何回も引っ張られたりして大変な思いをした患者さんですが、得られたのも(我々ではなく)「患者さんの勝利」なのです。』をご覧になってご理解ください。
つまり「小さいから」難しいなど「とんでもない」勘違い!
ST-MMTはデジタル画像(マンモ)であり、画像はいくらでも拡大できるので「小さいから取り難い」などと感じたことは(私のST-MMT人生上)ただの一度もありません。
なぜ、その「クリニックの」医師は「小さいから難しい」などと、たわけた(表現が汚くてゴメンナサイ)ことを言ったのだろう?
その医師自身が(無論)一度もST-MMTしたことが無いんだろうね。
それでも…
他科の医師なら、まだしも「乳腺専門」を名乗っているのに、いくら何でも「そりゃないでしょ!」
怒ってるね!
そりゃね。
こういう(乳腺専門と名乗っていながら)医師が、石灰化の診療をすると、『これは小さいから、難しいから経過を見ましょう』となってしまったら患者さんにとって大変な不利益となるよね。
実際には「小さい」など(ST-MMTの難易度には)1%も無関係!
寧ろ、小さいうちにこそ検査してこその「早期発見」
今回のケースでは「難しいと思うから」といいながらも患者さんにST-MMTを勧めたから事なきを得たけど、ただその「無知」が故に患者さんが「私の石灰化はST-MMTが難しいから、(地元の医師では取れないだろうからと)はるばるお江戸までご足労されることとなったわけです。
このケースでは実は「もう一つ」論点があります。
②MRIで写ってないから大丈夫、また来年検診受けてください!
実は今回が初めてのMMGではありません。
2022 石灰化を指摘されています。
そして2023増加
ここで注目は、2021もまたその前年もMMG
を撮影していて2021までは石灰化が無かったという事実です。
そうなんだ!
と、いうことは2022最初に指摘されたときには(前年には無かったのに)この1年で新たに出現した石灰化だということだね?
そう、そういうことなんだ。
これが(2022が)生涯初めてのマンモだったら、解釈として
(マンモグラフィーを撮影していなかったから知らなかっただけで)実は4~5年前から変化無い石灰化の可能性もある。となるけど…
今回は間違いなく「この1年で新たに出現した石灰化」ということが証明できるので、この意味は大変大きい!
2022は結局どうなったの?
1年で新たに出現した石灰化ということで、ST-MMTの話は出たんだよね?
そうならなかったんだ!
それが第2の問題点
2022には、超音波とMRIを撮影して「所見がないから(現時点では問題無し)また来年ね!」となったらしい。
2022 MRI
あんな2~3mmの石灰化がMRIで写る筈がない!
これは(懐かしの)MRI的免罪符
★ 解説しよう
MRI的免罪符とは、(USにしろMMGにしろ)明らかな所見があるのにかかわらず後にその所見が癌だったと(将来的に)診断されても、『だってあの時MRIで癌の所見が無かったんだもん! 僕全然悪くないもん!』
という、とっても気色悪い発想の医師が用いるお札のことをいいます。
これが(ST-MMTで)採取した石灰化
無論、何ら難しいことなく極めてスムーズに検査は終了しました(ちゃんちゃん)