夏ですね。
夏と言えば思い出すのは高校時代の部活動(バレーボール部でした)
体育館で寝泊まりしながら10日間?位練習するのですが…
何せ、高校生。体力はありますが「飯が不味いな。(今思えば女子マネ達が頑張って作ってくれていたわけですが)」
ちょうど、其のころ(新潟では)初めて進出したコンビニ(ローソンだったかな?)が高校から結構近くにできたので、夜に抜けだして買い食いしたものです。
「コンビニってすげーな。」(何でもあって、便利だし、何より「夜に開いてる」なんて!)
あの当時、(地方都市は)夜になると真っ暗になったものです。それが今のように「不夜城」のようになるなんて、誰も想像していなかった。
(それは)田舎の高校生が文明に初めて触れた瞬間でした。
「合宿って、ご飯が美味しく無くて大変みたい。だけど頑張ってね。」そんな手紙を思い出します。
FMから流れたショートストーリー
司会者
「ご紹介しましょう。こちらが、世界一の記憶力の持ち主。ミスターメモリーです。」
ミスターメモリー
「そう、私が世界一の記憶力の持ち主である。ミスターメモリーじゃ。」
司会者
「それでは、ミスターメモリー。 ちなみに昨日の夕食のメニューは?」
ミスターメモリー
「えーと、なんだったかな。えーと。うー。」
司会者
「えっ? ミスターメモリー。あなたは世界一の記憶力の持ち主なんですよね?」
ミスターメモリー
「(何を失礼な!)その通り、私の記憶力は世界一じゃ。ただ、思いだすのは苦手なんじゃ。」
○腋窩再発(最終章)
前回のコラムで『(もともと腋窩転移があるのに)術前化学療法後にセンチネルリンパ節生検してはいけない』とお話しましたが、
残念ながら、そのような診療が横行しているのが現状です。
実際の症例
腋窩リンパ節転移陽性の乳癌と診断され、
術前化学療法後手術
この際にセンチネルリンパ節生検が行われ「腋窩郭清省略」されています。
○術後2年半で「腋窩リンパ節転移(再発)」出現
前医で腋窩郭清(レベル1及びレベル2に複数の転移あり)
○その(更に)1年後「腋窩リンパ節(再再発)」出現
ここで当院での手術を希望して受診
●紹介状では「表面の腋窩リンパ節が皮膚側に再発」ということでしたが…
超音波で見てみると…
「奥(レベル2と3)にもある!」
何故、前医では「奥のリンパ節に気付かなかったのか?」とても不思議ですが…(自分でエコーしていないのかな?)
表面近くのリンパ節(レベル1)が表面に増大し、皮膚(直接)浸潤している様子
奥(レベル2及び3)のリンパ節
図2の解説
血管の近傍であることを確認
(位置関係の解説)
初回の再発時に手術した部位(②)の
表面(皮膚)側(①)と(その奥の)(③)に再発していたのです。
♯前医では①に気付きましたが③を認識していなかったのです。
★ 今回、手術時には「小胸筋も切除」し(視野を確保した上で)③も切除しました。(①は皮膚ごと切除)