[管理番号:4938]
性別:女性
年齢:48歳
いつも拝見させて頂いております。
昨年11月末に左温存手術を受けました。
病理結果は、浸潤性乳管がん、しこり7ミリ×5ミリ、リンパ節転移なし、ホルモンEr,PGR共に80%、
ハーツー陰性、断端陰性、悪性度1、ki67 10%、脈管侵襲は血管-、リンパ管+でした。
術後は放射線、タモキシフェンとリュープリンです。
私の年齢でリュープリン?と思い看護師さんに聞いたら、先生の判断なので大丈夫みたいな事を言われました。
また、国の方針とかで、通院は開業医で、との事で以前から通院していた胃腸科内科で薬の処方とリュープリン、血液検査とあと術後半年後のエコーもやりました。
そこで異常なしと言われてもなんとなく信用できない感じでしたので、その結果を持って主治医の診察を受けた時に言ったのですが、胃腸科の先生はエコーには長けているので異常があればわかるはずと言っていました。
術前にやったMRIでエコーに移らなかったしこりこようなものが見つかり、細胞針の結果悪いものではないとのことでしたが、針せいけんではなかった事と、元々検診のマンモで反対側に腫瘤があって再検査となり、結果マンモにうつらなかった左にがんがありましたので、不安です。
田澤先生からの回答
こんにちは。田澤です。
「術後は放射線、タモキシフェンとリュープリン」
⇒適応外です。
質問者にLH-RHagonistを行うようでは「(年齢、進行度にかかわらず)閉経前には全例でLH-RHagonistを併用する」ことになってしまいます。
もう少し考えなくてはいけないでしょう。
「胃腸科の先生はエコーには長けているので異常があればわかるはず」
⇒「エコー操作に長ける」ことは何の意味もありません(それなら「それだけが仕事の」エコー技師には敵わない事になります)
そうではなく、「エコーで見えた所見が実際はどうだったのか?(術後も含めて)」それを経験できるのは(実際に診療をしている)「乳腺外科医だけ」なのです。