[管理番号:7246]
性別:女性
年齢:37歳
病名:
症状:
はじめまして。
質問させてください。
10月末 右乳癌全摘 センチネルリンパ節生検
病理検査結果 腫瘍50ミリ リンパ節転移0/6
遠隔転移なし ステージ2a 充実腺管癌
核異型度 3 脈管侵襲なし ki67 74.1%
トリプルネガティブ と診断されました。
11月末からFECとドセタキセルを予定しておりました。
が、白血球が術後下がってしまいなかなか上がってこず。
予定を変更して毎週パクリタキセル を投与。
次回10回目を予定しております。
パクリタキセル 12回後、FEC投与予定ですが、
白血球が依然低いままです。
主治医にはこのままの数値ではFECは打てないと言われております。
①パクリタキセル のみの治療で、再発率はどの程度でしょうか。
トリプルネガティブで腫瘍径が大きく不安です。
②放射線治療はしないと言われておりますが、本当にしなくていいでしょうか。
③充実腺管癌とは、タチの悪いものでしょうか。
basal like というのがトリプルネガティブの中で特にタチが悪く、充実腺管癌が多いというネットの記事を見つけ不安です。
田澤先生からの回答
こんにちは。田澤です。
「①パクリタキセル のみの治療で、再発率はどの程度でしょうか。」
→10-20%でしょう。
★ただ、フィルグラスチムを上手に併用すれば(術後補助療法として4回だけなのだから)完遂できるでしょう。
「②放射線治療はしないと言われておりますが、本当にしなくていいでしょうか。」
→する必要はありません。
「③充実腺管癌とは、タチの悪いものでしょうか。」
→「タチが悪い」ではなく、「増殖力が強い」とは言えます。
ただ、「増殖力が強い=腫瘍径が大きくなりがち」ということと、「リンパ管や血管に浸潤すること」とは全く別次元のことです。
★しばしば「腫瘍径が大きく、増殖力が強い」のに比べ、「転移もなく予後もよい」タイプとも言い換えられます。