乳がんは早期発見、早期治療を目指しましょう。乳がん手術は江戸川病院|乳がんプラザ



[管理番号:3606]
性別:女性
年齢:39歳
初めまして
田澤先生のQ&Aに辿り着きご意見をお伺いしたいと思いました。
先生の活動は乳がん患者にとって本当にありがたいです。
術後の治療に抗がん剤を追加するかを悩んでいます。
どうぞよろしくお願いいたします。
8月上旬に左乳房全摘しました。
病理の結果分かったことを下記に書きます。
粘液癌(純粋型か混合型かはまだ分かっていません)
浸潤径 2.5cm×2cm その他1cm、8mm合計3つ
非浸潤径 10cm×15cm
グレード1
リンパ節転移なし
リンパ管浸潤1+
ER 99%
Pgr 80%
HER2 FISH陰性
ki‐67 10%
私はルミナールAと思って良いのでしょうか。
ステージはⅡAでしょうか。
担当医はホルモン療法単独でいいのではといっています。
抗がん剤を迷うならオンコDXがあると提案されています。
私は非浸潤径(10cm×15cm)がとても気になっています。
グレード1は大人しいとのことですが、そのわりにはリンパ管浸潤があり、広がりが大きく多発であるということは活発な癌なのでしょうか。
粘液癌は抗がん剤が効きにくいということですが効果があるのならやった方がとも思います。
先生は私の場合も抗がん剤が必要の無いルミナールAと判断されますか。
私の再発率はどれくらいでしょうか。
オンコDXをする意味はありますか。
先生のご意見をお伺いしたいです。
よろしくお願いいたします。
 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。
典型的な「大人しい粘液癌」です。
「何処から、どう見ても立派なluminalA」です。
この結果をもって(どんなに抗癌剤好きな医師であったとしても)「抗ガン剤を勧める事はない」と断言します。
「私は非浸潤径(10cm×15cm)がとても気になっています。」
⇒全摘しているのだから、全く気にする必要はありません。
「グレード1は大人しいとのことですが、そのわりにはリンパ管浸潤があり、広がりが大きく多発であるということは活発な癌なのでしょうか。」
⇒「グレード1でKi67=10%」なのだから「活発とは真逆」です。
「先生は私の場合も抗がん剤が必要の無いルミナールAと判断されますか。」
⇒勿論です。
 それを疑う乳腺外科医は一人もいないでしょう。
「私の再発率はどれくらいでしょうか。」
⇒NewAdjuvant.comを用いると(ホルモン療法を行う事で)16%となりますが…
 実際は、この中にルミナールBが含まれていると考えられるので実際は、「かなり低い」と思います。
「オンコDXをする意味はありますか。」
⇒(治療法を選択する意味は)全くありません。 結局「ホルモン療法単独となるだけ」だと思います。
 もしもOncotypeDXをする意味があるとすれば…
 「16%ではなく」本当の数字が解ります。
 
 

 

質問者様から 【質問2】

田澤先生
回答(管理番号3606)の者です。
先日はお忙しい中、貴重な質問の場を作っていただき、ありがとうございました。
先生のご意見を伺うことが出来、治療に対する勇気が出ました。
その後オンコDXを受けまして再発スコア15でした。
担当医よりホルモン療法
〔タモキシフェン単独〕を勧められ、服用しています(現在一週間)。
ホルモン療法リュープリン併用について同じような質問で申し訳ありませんが教えてください。
Q&Aで私の場合(ルミナールA 、ステージⅡ、39歳)、リュープリンは
必要ないと解釈しておりましたが最新のガイドラインではステージⅠではないため、した方が良いとなったということでしょうか?これは担当医の判断次第ということでしょうか?
リュープリンの恩恵がどれほどなのかが知りたいです。
タモキシフェン単独では再発リスクが上がりますか?
私は以前に子宮筋腫を指摘されたことがあり、元々コレステロール値が
高いためリュープリンの副作用が気になります。
大変恐縮ですが、先生のご教示をお願いしたく存じます。
 

田澤先生から 【回答2】

こんにちは。田澤です。
「その後オンコDXを受けまして再発スコア15でした。」
⇒やはりルミナールAでしたね。
 そこに出ている「10年再発率」が低い事に安心された事でしょう。
 ネットの「脅かすような」変な情報から逃れたとすれば「それだけの価値」は十分にあります。
「最新のガイドラインではステージⅠではないため、した方が良いとなったということでしょうか?
これは担当医の判断次第ということでしょうか?」

⇒これはASCO(2016)ガイドラインです。
 
 少なくとも日本のガイドラインでは「LH-RHagonistの併用には積極的では無い」のが実状です。
 その意味では質問者のご推察のように「担当医任せ」と言えます。
「リュープリンの恩恵がどれほどなのかが知りたいです。 タモキシフェン単独では再発リスクが上がりますか?」
⇒これを数字で示すことはできません。
 おそらく、質問者のような(早期では)殆ど影響ないでしょう。
 
 

 

質問者様から 【質問3】

田澤先生いつも安心する回答を有難うございます。
管理番号(3606)
の者です。
また質問させてください。
よろしくお願いいたします。
乳がん手術より半年経ちました。
10月よりタモキシフェン単独療法をしてまいりました。
心配した副作用も無く続けることが出来ています。
実は、生理がひと月で二回ほぼ連続できました。
タモキシフェンでは生理が止まるわけではないと存じておりますが逆に増えて不安になりました。
その後はまだ来ていません。
本日定期診療で血液検査を受けました。
そこで、エストラジオールの数値が375で高いと言われました。
調べてみるとこの数値が高いと女性ホルモンが多い。
ということのようで、
乳がんには悪影響のようなことが出ていました。
このまま高いままだと再発しやすいですか?タモキシフェンの影響で高くなっているのか?または効いていないのか?不安になっています。
これではリュープリンをしなくてはいけないでしょうか?
エストラジオールが高いと今後子宮体がんになる可能性も高いのでしょうか?
因みに11月に婦人科で子宮体がんの検査を受けております。
今後の服薬が心配ですので、どうかご教示ください。
 

田澤先生から 【回答3】

こんにちは。田澤です。
「実は、生理がひと月で二回ほぼ連続できました。」
⇒ホルモン療法は、最初の導入時には「逆に刺激で増える」ことは珍しくありません。
 特にタモキシフェンは「子宮に対する刺激が強い」ので「初回の月経が長引く~量が多い、間隔が短い」など極めて普通なことです。
 何も心配する必要は全くありません。
「エストラジオールの数値が375で高いと」
⇒全く無意味です。
 閉経前なのだから「高くて当然」です。
 無駄な検査としかいいようがありません。(何故、測定したのか理解に苦しみます)
「このまま高いままだと再発しやすいですか?タモキシフェンの影響で高くなっているのか?または効いていないのか?不安になっています。」
⇒冷静に考えてください。
 閉経前なのだから「エストラジオールが高いのが当然」です。
 不安になる必要は1%もありません。
「エストラジオールが高いと今後子宮体がんになる可能性も高いのでしょうか?」
⇒全く無関係です。
 余計なことを考えるのは止めましょう。(そもそも閉経前でエストラジオールを測定することが誤りです)





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