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卵巣摘出後のタモキシフェンの効果について

[管理番号:7576]
性別:女性
年齢:53歳
病名:乳がん(硬がん)
症状:アリミデックスによる関節痛

初めまして。

いつも勉強させていただきありがとうございます。

ホルモン療法の効果について質問させてください。

2017年8月に胸のしこりを感じて受診した所、浸潤性乳管がん(硬がん)と診断されました。

ステージ1
ルミナールA
脈管侵襲有り

2017年12月 乳房全摘術(乳頭、乳輪温存)
同時再建。

タモキシフェンのホルモン治療開始。

2019年1月 もともとあった子宮筋腫が肥大してきた為、子宮全摘、乳がんの事もあり卵巣、
卵管も同時に摘出しました。

タモキシフェンからアリミデックスに変更になり、
飲み始めて3ヶ月たった頃より関節痛が出てきました。
だんだん辛くなり、生活にも支障が出てきた為、以前のタモキシフェンに戻したいと思っています。

主治医によると、「アリミデックスのほうが断然効果が高い。脈管侵襲があるからそのままアリミデックスを飲んだ方が良い。1年くらいで身体が慣れる」という事ですが。

本当に慣れるのでしょうか?
もしタモキシフェンに戻したとしたら、卵巣を摘出した後でもタモキシフェンの効果はそれなりに得られるのでしょうか?

 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。

「本当に慣れるのでしょうか?」
⇒慣れない方もいらっしゃいます。

「もしタモキシフェンに戻したとしたら、卵巣を摘出した後でもタモキシフェンの効果はそれなりに得られるのでしょうか?」
⇒アロマターゼ阻害剤の無い時代には閉経後でも「タモキシフェンだった」のです。
 アロマターゼ阻害剤の方が成績が良いことは勿論証明されていますが、それほど「劇的」ではありません。
副作用が強ければ「戻すべき」だと思いますよ。