乳がんの手術は江戸川病院|乳がんプラザ

[管理番号:6634]
性別:女性
年齢:45歳

先生おはようございます。

日々の勤務でお忙しいとは存じますが、先生の見解をうかがいたく質問をお送りさせていただきました。
私は今年の3月下旬に左乳癌だと地元の病院で診断され、針生検やCT、MRIを済ませ6月初旬にそこで手術をする予定にしていましたが(専門医が1人しかいなかったため手術までは待たなければなりませんでした。

その間はノルバティクスを処方され5月いっぱいまで服用していました)、入院1週間前に遠方の大きな病院に親の意向で転院し、ステージ1、リンパ節転移なし、と診断され、6月中旬に温存手術をし、病理検査結果が2日前下記のように出ました。
(念のため診断通りと担当医の説明を書いています)

Breast, It. (Bp): Invasive carcinoma
Invasive ductal carcinoma, scirrhous carcinoma (11, 14-17, 19, 23) histological grade 3 (tubule formation 2+ nuclear at atypia 3+ number of mitotic figures 3) tumor size: invasive area (multiple) 0.9cm (largest: 1 14), spreading area 2.1cm, extensive intraductal c component (+; comedo +)
g+f, ly0, v0, surgical margin (-)
Fibrocystic change (+)
IHC: B1802891
ER (+; 20%) [Allred score PS3+IS1=TS4] (Leica, 6F11) PgR (-; 0%) [Allred score PS0+IS0=TS0] (Leica, 16)
HER2: score 3+ (Roche, 4B5)
Ki67 (MIB1) labeling index: about 28% (126/450; hot spot)
Lymph node, sentinel (resection): Carcinoma, me metastatic (B1802863)
SLN1 (1/1, >2mm; 2.11mm), SLN2 (0/1), SLN3 (0/1)

左乳癌 浸潤癌 硬癌
大きさ0.9cm、広がり2.1cm
組織グレード 3
脈管侵襲 リンパ 0 血管 0
Ki67 28%
切除組織断端 癌なし
ホルモンレセプター ER 20%  PgR 0%
HER2 3+
センチネルリンパ節 1/3転移あり(2.11mm)
10年再発リスク
無治療  約20%
ハーセプチン+抗癌剤 約10%
+ホルモン療法 約7%
今後の推奨される治療方針
① 化学療法 EC4回 → HER+DTX4回
② 放射線治療 温存部 25回
③ HER 14回 + ホルモン治療(5~10年)
今回先生におうかがいしたいのは、先生でも上記の治療方針を推奨するかということと、再発リスクに対してどういう風に考えられるのかということです。

無治療では20%しかなく、フルコースでも7%というのはとても微妙に感じます。
私としては、全部悪いところは切除されて癌の大きさも大きくステージ1なのにどうしてフルコースをしなくてはならないのか、その必要性がそれほど大きいのかよくわかりません。

担当医のの説明では、センチネルリンパ節1個の転移と組織グレードが3であるということを考慮して、たたけるうちにたたいておいた方がいいんじゃないか、念には念をという考えでした。

担当医の言いたいことも理解できますが、100%自分の中で納得できていません。
大変お忙しいとは思いますがどんなことでもいいので先生の見解をお聞かせ願えないでしょうか。
よろしくお願いいたします。
 
 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。

物事はシンプルに考えましょう。
HER2陽性だから抗HER2療法を行う(9mmだから「考慮する」なので、あくまでも質問者の意思次第です)
ただ、再発率を半分にする「抗HER2療法」は医師としては当然勧めるのです。

「担当医のの説明では、センチネルリンパ節1個の転移と組織グレードが3であるということを考慮」
→全く無関係
 こんなことを言うから「物事が複雑怪奇」となるのです。
 リンパ節もグレードもなんの意味もありません。
 純粋にHER2陽性だから抗HER2療法が勧められるのです。

 
 

 

質問者様から 【質問2 化学療法について引き続きのアドバイスをお願いいたします】

性別:女性
年齢:45歳

田澤先生、毎日お疲れさまです。

先日はお忙しい中アドバイスありがとうございました。
本当は初回の質問の1週間後にもう一度下記の質問を送りたかったのですが、アクセスできず、7月下旬~抗がん剤治療を始めています。

でも私の中でも未だやもやしたままなのでもう1点だけ薬剤について質問させてください。

現在の担当医からの推奨される治療方針として、
① 化学療法EC4回→HER+DTX4回
② 放射線治療 左乳房温存部 25回
③ HER14回
④ホルモン治療(5~10年)
と言われており来週ECの2回目投与です。

①化学療法について:
過去の質問で私に似たケースを見つけたのですが、先生が薦める薬剤はEC/DTXではなくHER/wPTX(12週)→HER 単剤(14回)(だった)でしょうか?
そうであればEC/DTXとの違いは副作用の強弱と治療費の違いの他に何があるのでしょうか?
もし他に私のタイプにベストな薬剤があれば、その薬剤名、それとEX/DTXもしくはPTX/HERとの違いも教えていただければ幸いです。

お忙しいとは存じますがよろしくお願いいたします。

 

田澤先生から 【回答2】

こんにちは。田澤です。

「①化学療法について:過去の質問で私に似たケースを見つけたのですが、先生が薦める薬剤はEC/DTXではなくHER/wPTX(12週)→HER 単剤(14回)(だった)でしょうか?」
→正確に言えば…

 非アンスラサイクリンレジメンです。 (アンスラサイクリンとはEC,AC,FECなどのEやAのことです。)
 非アンスラサイクリンレジメンには質問者の言う「wPTX+HER]の他に「TC+HER」もあります。(TCHもありますが、普通は行いません)

「そうであればEC/DTXとの違いは副作用の強弱と治療費の違いの他に何があるのでしょうか?」
→アンスラサイクリンを避けるという理由です。(心毒性や吐き気などで)

「もし他に私のタイプにベストな薬剤があれば、その薬剤名」
→上記、記載通りです。

「EX/DTXもしくはPTX/HERとの違いも教えていただければ幸い」
→wPTX+HERと比べるとTC+HERは副作用がきつい代わりに、受診回数が少ない(wPTXは毎週だけどTCは3週毎)

 ★効果については、「直接比較がない」ので不明です。





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