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粘液癌 乳房全摘後の再発に対する治療について

[管理番号:12910]
性別:女性
年齢:46
病名:粘液癌
症状:しこりの触知
投稿日:2025年07月18日

初めて質問いたします。
よろしくお願いいたします。

経過を記載します。
28歳
検診にて右胸良性乳腺腫瘍発見 経過観察

42歳
良性腫瘍とは別部位に乳癌が見つかり、右胸全摘手術、センチネルリンパ節生検
結果
粘液癌
しこりの大きさ 32mm
センチネルリンパ節転移 1個
組織型 浸潤がん
核グレード 1
エストロゲン受容体 +
プロゲステロン受容体 +
HER2タンパク 陰性
Ki-67 +
病期:T2 N1 M0 ⅡB期
タモキシフェン内服開始

44歳
右胸壁に再発 摘出術

45歳
右腋窩リンパ節に再発 摘出術 鎖骨から3cm下の部位を切開しました。
以上、経過になります。

今年6月に右胸壁に2個と鎖骨近くに1個、しこりが見つかり、生検の結果、原発からの転移でした。切除術を予定しています。CT検査で遠隔転移はないとの結果です。
主治医の先生からは、もともと転移していたものが、時間経過とともに大きくなり、
発見された可能性が高い、今後も再発の可能性は続くため、定期検査を継続し、見つけては治療、見つけては治療の繰り返しとのお話を聞いています。
以上から、今回の質問としまして、
ガイドラインに粘液癌の再発防止の薬物療法はホルモン療法だけで十分との記載がありますが、
転移が続いている場合、このまま主治医の先生が言われるように
切除→タモキシフェン内服→定期検査→見つかれば対応の流れでよいのでしょうか?
抗がん剤治療で全身的な治療をしなくてよいのでしょうか?
他に治療の選択肢があるのかお聞きしたいです。
お忙しいところ申し訳ありません。
よろしくお願いいたします。

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。

切除→タモキシフェン内服→定期検査→見つかれば対応の流れでよいのでしょうか?
抗がん剤治療で全身的な治療をしなくてよいのでしょうか?

⇒ホルモン療法も抗癌剤同様に全身的な治療ですよ。

ただ、今までの「悪い」連鎖を断ち切るためにCDK4/6阻害剤+ホルモン療法はガイドライン上も推奨されます。

患者さん側にモチベーションがあればその「CDK4/6阻害剤+hormone」の前に抗癌剤を3か月ないしは半年行う選択肢が当然あります。
ご参考に。

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再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
(回答が公開されてから2週間後)
2025/8/6
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