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オンコタイプの再発リスクと臨床的高リスクの兼ね合いについてどう考えるか

[管理番号:12881]
性別:女性
年齢:42歳
病名:浸潤性乳管癌(左)
症状:
投稿日:2025年07月09日

いつも拝見させていただき、色々な悩みの参考にさせていただいています。
ありがとうございます。

先日左乳癌のオペを行い、オンコタイプ実施。
再発リスク18と出ました。(転移なし)
主治医からは42歳であること、腫瘍サイズが3cmであることから、上乗せ効果6.5%と提示され、抗がん剤をすすめられました。

田澤先生の記事を拝見していると、閉経前で再発リスク18であれば抗がん剤不要と考えましたが、そこに臨床的リスク(腫瘍サイズ等)の概念は含まれるものでしょうか?
先生がよく説明してくださっている数値は、臨床的低リスクの場合でしょうか?
臨床的リスクとオンコタイプの結果についてどう考えるか、田澤先生のお考えを聞かせていただけるとありがたいです。

主治医から、抗がん剤のあとにまた内服の抗がん剤(S-1)も提示されているので、やるとしてもどちらかで良いのではないかなとかんがえています。

※以下状況です。
浸潤径30㎜(全体で69㎜):メインの他3個ほど微小なものがありました。
組織グレード2
核グレード1
腋窩リンパ節転移0/5
エストロゲンレセプター+80%
プロゲステロンレセプター+60%
HER2:2+/抗HER2療法の適応なし
Ki_67:19.69%
ホルモン療法の効果:effect grade0
Oncotype DX:再発リスク18 ,9年遠隔再発率5% ,化学療法の上乗せ効果1%以下
諸事情により発見後すぐにオペができず、手術半年程前からゾラテックス開始、タモキシフェン内服していましたが、タモキシフェンの効果がないということで、術後からエキセメスタンに変更しています。

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。

OncotypeDXの結果には「素直に」従いましょう。(質問者に対してではなく、その主治医へのコメントです)

再発リスク18と出ました。(転移なし)
主治医からは42歳であること、腫瘍サイズが3cmであることから、上乗せ効果6.5%と提示され、抗がん剤をすすめられました。
⇒unbelievable

無論、抗癌剤は不要です。
冒頭に示した通りです。

♯私の回答に対して「でも、主治医が…(ああいう、こういう)」という類の再質問は厳にお慎みください。

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再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
(回答が公開されてから2週間後)
2025/7/24
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