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キイトルーダ 偽増悪

[管理番号:12879]
性別:女性
年齢:44歳
病名:
症状:
投稿日:2025年07月08日

こんにちは。
よろしくお願い致します。

私の今までの経緯は、
37歳でトリプルネガティブ3a、リンパ節転移あり→部分切除、抗がん剤、放射線治療??2年後単発骨転移→放射線で小さくなるものの一年で再燃→TS-1服用??43歳口腔底に転移→手術で摘出??術後半年後背骨や頚椎、骨盤、大腿骨などに多発骨転移、肝臓転移(1つ)、脳転移(1つ)→アブラキサン?キイトルーダ治療中です。(約3ヶ月)

5年前ほどに単発骨転移していた部分の痛みが激しくなってきた頃に他へ転移が見つかりました。夜中も痛みで目が覚めてしまうほどで、痛み止めを飲んで過ごしていましたが、アブラキサン?キイトルーダをしてから、その痛みがほぼ無くなり、薬ものまなくなりました。てっきり、抗がん剤が効いてくれているのだと思っていましたが…
治療を始めてからの効果を見るために2ヶ月で検査したところ、キイトルーダの偽増悪の可能性もあるが、癌が大きくなっているとのことでした。偽増悪かどうかみるために、もうひと月治療を続け、様子を見るとのことでした。

そこで、先生にお聞きしたいのは、
1.5年前に骨転移した部分が痛くなくなったのは、抗がん剤が効いてるからではなかったのでしょうか。抗がん剤の効果でないのであれば、なぜあれだけの痛みが無くなったのでしょう…?そんなことあるのでしょうか。そもそも癌の痛みではなかったのでしょうか…

2.偽増悪ではなかった場合、2ヶ月で癌が0.4センチほど大きくなっているのは、進行が速いということでしょうか。(肝臓の癌の部分をざっくり測ってもらいました)

3.偽増悪ではなかった場合、次はトロデルビと、場合によっては脳への放射線だそうですが、先生も同じお考えでしょうか。それも効かなかったらと、とても不安です。まだ治療法はありますか。

偽増悪の可能性も10%未満と聞かされ、期待はしたいですが、ほぼ可能性はないなと感じています。
とても不安な毎日です。

長くなりましたが、先生のご意見をお聞かせ頂けましたら嬉しいです。よろしくお願いします。

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤

1.5年前に骨転移した部分が痛くなくなったのは、抗がん剤が効いてるからではなかったのでしょうか。抗がん剤の効果でないのであれば、なぜあれだけの痛みが無くなったのでしょう…?そんなことあるのでしょうか。そもそも癌の痛みではなかったのでしょうか…
⇒常識的に考えれば、薬剤が癌に奏効し疼痛改善したと考えます。

2.偽増悪ではなかった場合、2ヶ月で癌が0.4センチほど大きくなっているのは、
進行が速いということでしょうか。(肝臓の癌の部分をざっくり測ってもらいました)

⇒可能性として、効いている部分(骨など)と効いていない部分(肝など)が混在している可能性があります。
ただし、そういう場合には、(最終的に)増悪へと向かう可能性が高いと思います。

3.偽増悪ではなかった場合、次はトロデルビと、場合によっては脳への放射線だそうですが、先生も同じお考えでしょうか。それも効かなかったらと、とても不安です。まだ治療法はありますか。
⇒脳への照射は非常に重要です。是非「小さいうちに」キチンと行いましょう。
その上でSacituzumab Govitecanは大変期待できます。(迷うなら)寧ろ早めに切り替えをお勧めします。

***
再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
(回答が公開されてから2週間後)
2025/7/24
***

  

質問者様から 【質問2】

今後の治療について(特に脳転移)
性別:女性
年齢:44
病名:
症状:
投稿日:2025年07月28日

前回、ご回答下さりありがとうございました。今回投与後3ヶ月の検査結果が出ましたので、また再度投稿させていただきます。すみません。よろしくお願いします。

キイトルーダとアブラキサン投与後2ヶ月目(6月)の検査では骨と肝臓の腫瘍が大きくなっていまして、キイトルーダの偽増悪なのかもしれないと、今回投与後3ヶ月目(7月)に検査したところ、骨と肝臓部分の転移の大きさは前回と変わっていないということでした。投与後2ヶ月目の検査では脳転移の方の検査はなぜかなく、今回の3ヶ月目の検査で脳のMRをしたところ、前からあった(3月の検査で見つかりました)
1つが大きくなったこと、更に他にも小さいが多数見られるとのことでした。肝臓も、前回1つと書かせていただきましたが、投与後2ヶ月目の検査の時に、前から(3月の検査)あった一つが大きくなっていることと、小さいのが多数あったそうです。
(大きくなっているという事がショックであまりちゃんと話を聞けていませんでした) 肝臓は、3月の検査の時に画像に見えなかった小さな転移が、投与後2ヶ月の検査で、キイトルーダの偽憎悪によって見えるようになったのかもしれないとのことだったそうです。

今回の検査結果では、今の治療が首から下の方には全く効果がないとも言い切れない。効いてなければ、ひと月でも転移箇所は大きくなるだろうからゆーっくり効いているところなのかもしれない。頭の方には小さいけれど(1番大きくて5ミリほど)多数なので8月末の休薬期間に全能照射をする。効かない場合もあるし、再発することもあるし、そうなるともう脳には何もできない。と話を聞きました。骨と肝臓に薬が効いているかどうかハッキリしない上、脳に効くと病院から言われていたキイトルーダとアブラキサンが効いていなかった、なら、薬の変更はしないのか?と聞いたところ、私には今後の治療の選択肢は多くない。そのため、効いていると思われている薬を大切に使っていくことが良い。と言われました。

お聞きしたいのは、
①まだ、偽憎悪の可能性はあるのでしょうか?人によって効く期間も違うとは聞いていますが…先生もゆっくり効いているのかもしれないと判断されますか?薬の変更もなされませんか?骨転移部分の痛みがほとんどない(ごくたまーに何と無く痛いような気がする時がある程度になりました)ので効いていると思いたかったのですが…
②偽憎悪の可能性がまだあるのなら、今回脳に多数増えたことも、肝臓と同じことが起こっていると考えるのは無理がありますか。ただ脳には薬が届いておらず、憎悪なのでしょうか。
③脳への全能照射、そのあとの再発や再燃などへの治療は本当にもうないのでしょうか。主治医に脳に再発した場合はもうないとはっきり言われました。それが1番つらいです。どうにか治療できる方法はありませんか。全能照射と、キイトルーダとアブラキサンの治療を続けることで期待できる効果はないですか。放射線することで小さくはなります、とだけ言われましたが…脳への再発率は高いですか。
④調べていると、シスプラチンやカルボプラチンなども脳転移に効果あると出てきますが、骨や肝臓にも転移している私の状態には使えないのでしょうか?
④キイトルーダは、初発の時の細胞を検査してPD-L1陽性だったので使えるという説明を数年前に聞いていましたが、テセントリクは使えないとのことでした。PD-L1の発現率が高いほどキイトルーダの効果はあるとも聞きますが、テセントリクが使えるほどはないということですか?
⑤放射線治療をするため、また、病院側の都合で、抗がん剤治療を1、2回休むかもしれないのですが、それも不安です。病院側からは、そのくらい休んでも大丈夫と言われましたが、大丈夫なものなのでしょうか…
⑥今の私ができること、逆にしない方がいい事、ありませんか…

長く、たくさんの質問をすみません。
今回の検査結果も、主治医からの言葉も私の今後の厳しさを物語っているのだと感じ、かなりショックを受け、食事もほとんどできない状態です。なにか自分にできることは無いのだろうか。と、いろんなことを調べていますが、調べれば調べるほど余命が数ヶ月など脳転移の怖さが大きくなっています。
お忙しい中申し訳ありませんが、よろしくお願いいたします。

田澤先生から 【回答2】

こんにちは。田澤です。

①まだ、偽憎悪の可能性はあるのでしょうか?人によって効く期間も違うとは聞いていますが…先生もゆっくり効いているのかもしれないと判断されますか?薬の変更もなされませんか?骨転移部分の痛みがほとんどない(ごくたまーに何と無く痛いような気がする時がある程度になりました)ので効いていると思いたかったのですが…
⇒sacituzumab govitecanにすべき(前回回答のまま)

②偽憎悪の可能性がまだあるのなら、今回脳に多数増えたことも、肝臓と同じことが起こっていると考えるのは無理がありますか。ただ脳には薬が届いておらず、憎悪なのでしょうか。
⇒前回の回答と変化無

③脳への全能照射、そのあとの再発や再燃などへの治療は本当にもうないのでしょうか。主治医に脳に再発した場合はもうないとはっきり言われました。それが1番つらいです。どうにか治療できる方法はありませんか。全能照射と、キイトルーダとアブラキサンの治療を続けることで期待できる効果はないですか。放射線することで小さくはなります、とだけ言われましたが…脳への再発率は高いですか。
⇒全脳照射後にピンポイントに照射することはあります。(無論、全脳照射は2回できないし、追加照射は有害事象も考慮しながらですが)

ただ、早く照射すべきですよ。 休薬期間中ではなく、pembrolizumab中止⇒全脳照射⇒sacituzumab govitecan

④調べていると、シスプラチンやカルボプラチンなども脳転移に効果あると出てきますが、骨や肝臓にも転移している私の状態には使えないのでしょうか?
⇒薬剤の適応からすると、pembrolizumab+carboplatine+gemcitabinはPD-L1抗体(22C3)が陽性ならば使えます。

④キイトルーダは、初発の時の細胞を検査してPD-L1陽性だったので使えるという説明を数年前に聞いていましたが、テセントリクは使えないとのことでした。PD-L1の発現率が高いほどキイトルーダの効果はあるとも聞きますが、テセントリクが使えるほどはないということですか?
⇒全く違います。
AtezolizumabはPD-L1抗体でも(22C3ではなく)SP142です。

⑤放射線治療をするため、また、病院側の都合で、抗がん剤治療を1、2回休むかもしれないのですが、それも不安です。病院側からは、そのくらい休んでも大丈夫と言われましたが、大丈夫なものなのでしょうか…
⇒上記③参照

⑥今の私ができること、逆にしない方がいい事、ありませんか…
⇒上記③参照

今後は同じ質問は控えてください。(それよりもよく考えましょう)

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再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
(回答が公開されてから2週間後)
2025/8/14 同じ質問は控えてください。
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