Site Overlay

完全奏功後の治療について

[管理番号:10254]
性別:女性
年齢:32
病名:乳がん トリネガ
症状:
投稿日:2022年4月28日

トリネガ ki67 60% グレード3

リンパ転移1つ(PETCTにて確認)

手術まで3ヶ月待ちという事で、術前化学療法を選択しました。

DDAC→ウィパクの予定でしたが、パクリ2回目投与後に間質性肺炎になり中止。

手術にて全摘・リンパレベルⅡまで郭靖しました。

術後の結果は完全奏功で、リンパも23個切除して悪性の像は確認出来ませんでした。
主治医は今後の治療は必要無いとの判断です。

しかし私は、標準治療が受け切れていない事に不安が残ります。
また、画像上ではリンパ転移は1つでしたが、郭靖したリンパのうち3つは目視でも大きく腫れていたそうです。

以上の事から、再発予防としてメリットのある治療があれば行いたいと考えておりますが、先生のご意見をお伺いしたいです。

 

田澤先生からの回答

こんにちは田澤です。

以上の事から、再発予防としてメリットのある治療があれば行いたいと考えておりますが、先生のご意見をお伺いしたいです。
⇒paclitaxelで間質性肺炎となっている場合、術後「敢えて」リスクを冒してまで抗がん剤を追加することは「私も」しません。
それは、「術後補助療法としての抗がん剤治療を追加すること」と「過去の抗がん剤使用により間質性肺炎歴があったこと」は「risk/benefit」から抗がん剤はしないのが通常だからです。

★無論、(縁起でもないですが)再発した場合には(上記とは逆に)「risk/benefit」から抗がん剤を使用することとなります。

***
再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
2022/5/13
***