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細胞診での線維腺腫(陥没を伴う)

[管理番号:9844]
性別:女性
年齢:31歳
病名:線維腺腫
症状:胸のしこり、乳頭陥没してきた
投稿日:2021年10月27日

お忙しい中、目を通してくださりありがとうございます。

先月左胸の乳頭付近にしこりを感じ、かつ左胸のみ乳頭が陥没してきていたため、乳腺外来を受診いたしました。

陥没してきた時期は正確ではないですが、半年から1年前だったかと思います。

先月の生理後1週間でどろっと乳首から汁がでましたが、その時だけなのでホルモンバランスによるものなのかなと思っております。

マンモグラフィーでは何も映らず、
エコーでのみ見ることができました。

エコーの結果1.2cmぐらいのラグビーボールのような楕円型の腫瘤でした。

内部に血流は見えませんでした。

乳管内乳頭腫の疑いでしたが、念のため細胞診をおこない、結果はクラスIIの線維腺腫でした。

(血球、双極裸核細胞を背景に小型、異形成に乏しく二層性構造を保った乳管上皮細胞を認めます、とのことでした。)

細胞診で良性と判断されても、悪い細胞が吸い取られず悪性だったという方をこちらのサイトで拝見いたしました。

もっと太い針(マンモトーム)で検査していただいた方がいいのかとお話ししましたが、
妊娠を希望しているのなら、母乳が集まってくる乳頭に近い乳管を悪戯に傷つけないほうがいいとのことでした。
(結婚したばかりで妊娠希望です)
その時はこれ以上検査しないでいいと思ったのですが、今更太い針で確認した方がいいのでは思い始めました。

良性と確定してるのだから、いたずらに傷つける必要ないと先生がおっしゃってくださったのは私のためを思ってくださってなのだとは理解しています。

前置きが長くなりましたが、私の質問は3点です。

1.線維腺腫や乳管内乳頭腫でも乳頭が陥没してくることはあるのでしょうか?ただのホルモンバランスの崩れで片方だけ陥没したのでしょうか?

2.マンモトームを行うことは、腫瘤が乳管内にあるのでたしかに乳管をきずつけることになるかとは思います。
それは今後授乳する場合、どのような不利益をもたらすのでしょうか?
例 母乳がでなくなる、腫れるなど

3.乳管内乳頭腫と線維腺腫は鑑別が難しいものなのでしょうか?
またもしも乳管内乳頭腫の場合汁がでていないと乳管ごと取り除くのは難しいのですよね?その場合は経過観察がおすすめでしょうか?

妊娠を希望しており、万が一悪性だったばあい、妊娠により発見や治療が遅くなってしまうのでは?と思い、こちらに投稿させていただきました。

お忙しい中申し訳ございませんが、教えていただけますと大変嬉しいです。

 

田澤先生からの回答

こんにちは田澤です。

「妊娠を希望しているのなら、母乳が集まってくる乳頭に近い乳管を悪戯に傷つけないほうがいいとのこと」
⇒誤り

 こんなことを言うような医師は(失礼ながら)生検の経験不足だと思います。
 気になるなら是非生検してもらいましょう。