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ホルモン療法の必要性について

[管理番号:9778]
性別:女性
年齢:45歳
病名:左乳がん
症状:
投稿日:2021年10月5日

いつも読ませていただいて励みになっています。
早速ですが、定期検診で乳がんが見つかり、7月(上旬)日に温存手術をしました。
術後病理結果は浸潤経5.5mm、グレード1、Her2 1+、ホルモン受容体陽性、Ki67 20%(術前病理は10%)、リンパ節転移なし、脈絡侵襲、切断断片ともに陰性で、I期ルミナルAと診断されました。
その後放射線治療を終え、現在タモキシフェン20mgを内服しています。
10月より職場に復帰したのですが、倦怠感と足のむくみが持続しており、立ち仕事のため体がつらいです。
主治医には大人しいタイプのガンだと言われましたが、タモキシフェンを完全に休薬する事になると再発の不安があります。
先生にお尋ねしたいのは、私のケースの場合のホルモン療法をやめた場合の再発率、タモキシフェンを10mgに減量した場合効果があるのか、また、休みの日だけ内服する方法もあるのか、です。
お忙しい中申し訳ありません、よろしくお願いします。

 

田澤先生からの回答

こんにちは田澤です。

浸潤径5.5mmであれば(副作用が強ければ)当然休薬すべきです。(そのまま「辞める」か、症状が改善したら「再度トライするのか」は、症状が改善した際に考えればいいのです)

辞めたからと言っても「再発率の差異」は5%以内だと思います。

 
 

 

質問者様から 【質問2 】

追加治療の可能性について
性別:女性
年齢:45
病名:
症状:
投稿日:2021年10月12日

田澤先生、前回の質問に答えていただきありがとうございました。
タモキシフェンはしばらく休薬となりました。
主治医曰く、①私のケースの場合は低リスクという事ですが、病理結果をみて田澤先生の見解も同じでしょうか?②ki67の値が術前10%なのに対し、術後20%だったため不安を伝えると、あまり気にしなくてよい、30%を超えると抗がん剤対応になると言われました。
母の姉が乳がん全摘をしており、オンコタイプを調べたほうが良いと思われますか?もし結果が悪ければ、抗がん剤追加になりますか?また、③今後の予定として採血は3ヶ月毎、エコーやマンモは1年後となっておりますが、私としてはエコーだけでも半年後に受けたいのですが、不要な検査なのでしょうか。

 

田澤先生から 【回答2】

こんにちは田澤です。

「①私のケースの場合は低リスクという事ですが、病理結果をみて田澤先生の見解も同じでしょうか?」
⇒前回のコピペ
『辞めたからと言っても「再発率の差異」は5%以内だと思います。』

 上記コメントは、そういう意味ですよ。

「②ki67の値が術前10%なのに対し、術後20%だったため不安を伝えると、あまり気にしなくてよい、30%を超えると抗がん剤対応になると言われました。
母の姉が乳がん全摘をしており、オンコタイプを調べたほうが良いと思われますか?」

⇒そもそも…
 浸潤径5.5mmでは抗がん剤を考える必要はありません。

「③今後の予定として採血は3ヶ月毎、エコーやマンモは1年後となっておりますが、私としてはエコーだけでも半年後に受けたいのですが、不要な検査なのでしょうか。」
⇒それでいいと思います(エコーは半年)