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非浸潤がん 術前検査結果からの術式につきまきて

[管理番号:9583]
性別:女性
年齢:46
病名:非浸潤がん
症状:
投稿日:2021年7月17日

初めて質問させていただきます。

2年前の検診で腫瘤の診断があり、定期検診を続けていました。

先月、乳頭の近くにあるしこりが大きくなっているから検査をすすめられました。
自分で触ってしこりをみつけることはできず、透明な分泌物がたまにでるな。
ぐらいの自覚症状でした。

先月うけた針生検の結果は
NATP:2,Tubular
formation:0,Mitosis:1 B-R score3
,Histologicai Grade:Ⅰ DCIS病変
100%。

主治医の先生より、とてもおとなしいタイプの小さい非浸潤がん(細胞診では8.6※6.3※3.7㎜DCIS疑い)と診断されました。

先日のMRI検査の結果は
造影前画像:左乳房D領域に線上~分枝状
高信号の分布が認められます。
乳管内血液貯留が疑われます。

造影後画像:左乳腺に点状の濃染像が数個分布しています。
病変の特定は困難です。

左内側部分は漸次信号が増強します。
また
この病変はADCmapでの著しい信号低下は見られません。
良性が疑われる像です。

主治医の先生のお話ですと、おとなしいタイプの非浸潤がんはMRIでうつらないこともあり、ひろがりもないと思われるから多めに切って温存できます。
傷も小さくてすみます。
術後の放射線治療をきちんとすれば、全摘との再発率はかわらない。
と言われました。

こちらのサイトでの非浸潤がんの全摘は根治。
と伺っていましたので、再発の可能性の低い全摘を考えていましたが、主治医の先生のお話で、温存+放射線か全摘か考えています。

①MRIでうつらない。
ひろがりがみえない。
ってことは、非浸潤がんはしこりのあるあたりだけ。
とのことでしょうか。

それとも、ひろがりがあるけど、おとなしいタイプだからうつらないだけ。
と考えて
しまうのは悪く考えすぎなのでしょうか。

②良性腫瘍が疑われる像。
とのMRIの診断
結果は、他にもある腫瘍がある。
とのこと
なのでしょうか。
(ここの記述は家に帰って結果のコピーをみて気づいたので、主治医の先生に質問していません。)
③このような検査結果の場合は全摘しないものでしょうか。
先生はどうされますか?

よろしくお願いいたします。

 

田澤先生からの回答

こんにちは田澤です。

単純に…
MRIで「拡がりが広い」証拠が無い以上「全摘を勧める根拠がない」ので温存手術を勧めるのは正しいと思います。
ただ、(ご承知のように)全摘すれば根治であることは間違いないので、最終的には「質問者自身の価値観」で決めてください。