[管理番号:9362]
性別:女性
年齢:45歳
病名:乳癌
症状:
投稿日:2021年5月2日
毎年受けていたクリニックでの乳癌検診で再検査となり、がんセンターで検査をしました。
左乳房の左上部と左下部に病変2箇所あり、左上部は細胞診と組織診、左下部は良性と思いますがとのことでしたが検査をお願いし細胞診、すべて不明との結果ではっきりとわかりませんでした。
生検をしないとわからないとのことで、手術をして2箇所とも摘出しました。
結果はどちらも癌で、左上部は、大きさ0,2ミリ、癌の広がり3,1センチ、浸潤あり、ER90%、PgR80%、HER2評価不能、MIB-1記載なし。
左下部は、大きさ5ミリ、癌の広がり0,7センチ、浸潤あり、ER60%、PgR50%、HER2陰性、MIB-1は5%。
2つは繋がっていない別の癌でした。
先生から治療方針として、「放射線30回とその後ホルモン療法5年。
もしくは希望があれば全摘します。」と
お話がありました。
全摘の目安をお尋ねしたら、「心配性な方は全摘されます。放射線でも、経過は見ていきますからね…ご自身でどちらか選択されてください。」とのことでした。
【今、全摘をしてホルモン療法をする】
のと、【今は放射線とホルモン療法をして局所再発をしたときに全摘(もしくはその時適した治療)をする】のと、どちらを選択すべきでしょうか。
遠隔転移をいちばん恐れています。
どうすべきか、先生の見解をお聞かせ下さい。
どうぞよろしくお願いいたします
田澤先生からの回答
こんにちは田澤です。
(その医師の)外科的生検しないと確定診断できなかった(細胞診や組織診の精度を何とかしてもらいたい!)ところに「イラっ」とはしますが、そこは置いておくとして
「どうすべきか、先生の見解をお聞かせ下さい。」
⇒これは、その主治医次第です。
純粋に、(癌をそれほど疑わずに)診断目的で、マージンが少ないならば、追加切除(全摘も含む)すべきだし、
逆に、(画像上、癌を想定して)「癌であってもいいような手術=マージンを意識した手術」であれば、照射でいいでしょう。
★上記を主治医に確認すべき