[管理番号:7847]
性別:女性
年齢:42歳
病名:乳癌
症状:
来週左胸全摘手術を控えております。
術前抗がん剤としてECとウィークリーパクリタキセル+ハーセプチン+パージェタをしました。
術前の検査では脇に薄く2つ影がありました。
腫れはなく針生検ではガンとは認められませんでしたが、リンパ節転移があるものとして治療してきました。
術前検査で抗がん剤が良く効き、胸の腫瘍は画面上はほぼ消滅、脇の影もなくなりました。
担当医からリンパ節郭清の予定だったかセンチネル節生検をして転移がなければ郭清はしないとの話がありました。
センチネルで転移がなければ郭清してもしなくても再発・転移の可能性は一緒だと言われました。
リンパ浮腫などを考えると郭清したくないのですが、術前抗がん剤治療をして今となってはリンパ節転移の有無が分からず、郭清しなくて大丈夫なのかと不安があります。
ご意見いただきますようお願いします。
田澤先生からの回答
こんにちは。田澤です。
「担当医からリンパ節郭清の予定だったかセンチネル節生検をして転移がなければ郭清はしないとの話がありました。」
⇒リスクの高い選択です。
今週のコラムの『今週のコラム 91回目 「転移したリンパ節が残存」してしまうのです。』をご参照ください。
「センチネルで転移がなければ郭清してもしなくても再発・転移の可能性は一緒だと言われました。」
⇒それは「術前抗がん剤前に、cN0(転移を疑わない)場合」の話ですね。