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浸潤性乳管癌

[管理番号:2364]
性別:女性
年齢:61歳
田澤先生、初めまして
もう何年も乳癌検診をしていなくて、昨年暮れに自分さわってみたところ、左乳首の少し上にしこりが触れ、慌てて12月に検診にいきました。
マンモグラフィーと超音波検査にて左乳房に5センチの石灰化があるとの事。
確定診断の為 今年7日に針生検を受けました結果、
腫瘍は2.5センチ、ステージⅡ以上、浸潤性入管癌でした。
ER.PR共に陰性
Her2は3+
Ki67標識は30%
1月○○日の乳房MRIと胸部腹部CTでは転移所見は無し、腫瘍径約2センチ2月○日に主治医から術前化学療法を来週9日から始めますとお話がありました。
CEFを3週間毎4回、その後ハーセプチンとタキサン系併用を3週間毎4回の治療スケジュールです。
癌が小さくなったら温存手術が出来るでしょうとの事でした。
自分の体力に自信なく、90才になる母の介護もあり、手術先行で術後放射線療法までは、仕方なく思いますが、抗がん剤はすごく身体にダメージ受けてしまいそうで不安です。
ハーセプチンが有効との事ですが、今は転移はみられなくとも、血管に浸潤しているので、いずれ数年後の遠隔転移は避けられないと覚悟しなければならないでしょうか?
私自信は温存にこだわりはなく、今後のリスクを出来るだけ避けたいので全摘の方がリスク回避の可能性が高くなるのであれば、全摘でも構わないと思っております。
やはり先々のリスクを減らす為にも抗がん剤使用はしかたないのでしょうか?
田澤先生でしたらどの様な治療が望ましいと思われますでしょうか?
ご回答願えれば幸いです。
長々申し訳ございません、慣れないもので失礼等ございましたらお許し下さい。
宜しくお願いいたします。
 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。
cT2(25mm), cN0?, HER2 typeですね。
そして、担当医からは(HER2タイプであると言うだけの理由で、質問者の希望も考慮せずに)術前化学療法を勧められているようですね(術前化学療法の目的は、本来は「小さくして温存」だけです)
 
「癌が小さくなったら温存手術が出来るでしょうとの事でした。」
⇒勿論、「質問者がそれを希望する」のであれば、「術前化学療法も、正しい方針」と言えますが、
 質問者が「私自信は温存にこだわりはなく、今後のリスクを出来るだけ避けたいので全摘の方がリスク回避の可能性が高くなるのであれば、全摘でも構わないと思っております」とある以上、『患者さんの意向を無視した医療』と言えます。
 
 
「今は転移はみられなくとも、血管に浸潤しているので、いずれ数年後の遠隔転移は避けられないと覚悟しなければならないでしょうか?」
⇒違います。
 「絶対に再発が避けられない=再発率が100%」などということは「勿論」ありません。
 術後治療(抗HER2療法も含め)の目的は「再発率を極力減らす」ということです。
 つまり、
①術後治療をしなくても、再発しない群
②術後治療をすることで、再発から免れる群
③術後治療をしても、結局、再発してしまう群
 以上、3群に分けられる(質問者が①~③のどの群に属するのは不明です)のですが、「②であった時のために」術後治療は行われるのです。
 ○実際のところ①が最も多くを占め、②と③が同程度あると考えられています(抗HER2療法は再発率を半分に減らすのです)
 
「やはり先々のリスクを減らす為にも抗がん剤使用はしかたないのでしょうか?」
⇒絶対にしなくてはならない訳ではありません。
 ただし、「抗HER2療法」は最も「効果と副作用のバランスに優れている」治療です。
 できれば行うことをお勧めします。
 
「田澤先生でしたらどの様な治療が望ましいと思われますでしょうか?ご回答願えれば幸いです。」
⇒「手術先行」です。
 その後、「抗HER2療法」をお勧めしますが、「術後治療は、最終的にはご自分で判断してもらう」ことになります。
 
 

 

質問者様から 【質問2】

田澤先生、昨日はお忙しい中、ご回答頂きましてありがとうございました、解りやすく説明して頂き、また予後再発転移の件も田澤先生のご説明でかなり安心いたしました。
ありがとうございました
先生なら手術を先行していただけるとの事、自分の納得いく治療方法を考慮して頂けること、最良の治療方法をご提示してくださると確信いたしましました。
できましたら、先生に手術をお願いしたいとの思いが強くなりました
仮に先生に手術を申し込みますと、最短日でいつ頃になりますか?
また、お願いするには診察の予約はお電話でよろしいですか?
そのおり今かかっている病院での画像や生検の検査結果など持参すればよろしいですか?
 

田澤先生から 【回答2】

こんにちは。田澤です。
「仮に先生に手術を申し込みますと、最短日でいつ頃になりますか?」
「また、お願いするには診察の予約はお電話でよろしいですか?」
⇒公開できない部分があります。 一度 秘書へ問い合わせてもらえれば幸いです。
 
「そのおり今かかっている病院での画像や生検の検査結果など持参すればよろしいですか?」
⇒それで大丈夫です。
○納得のできる治療をお勧めできれば幸いです。
 
「秘書室メール」はこちらをクリックしてください。



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