乳がんは早期発見、早期治療を目指しましょう。乳がん手術は江戸川病院|乳がんプラザ



[管理番号:3661]
性別:女性
年齢:40歳
第二子の断乳から1年ほど経ったこの7月にしこりを見つけました。
乳腺炎は何度か経験しており、しこりにも多少痛みがあったので、母乳にに関連したトラブルかと思い様子をみていましたが、状況が変わらず、
乳腺外科を受診。
その後の経緯は以下です。
8/(中旬) 乳腺外科にてマンモ、エコー、触診。
「悪いもののようにはみえないけれど・・・念のため」ということで細胞診。
8/(下旬) 細胞診の結果クラスⅤ。
その日のうちにMRI。
8/(下旬) 組織検査(バネ式)
9/(上旬)  検査の結果、浸潤性乳管がん、硬がん。
大学病院へ紹介される。
9/(中旬) 大学病院初診。
全摘覚悟でしたが、温存でも大丈夫だろうとのこと。
今のところ温存を考えています。
手術は2ヶ月待ち。
9/(下旬) マンモ検査予定
*最初のエコー検査の時のぞき込んでみたしこりの大きさは16mmでした。
次回大学病院での診察の前に詳しい組織検査の結果が知りたかったので、検査してもらった病院へ聞きに行きました。
以下、検査報告書より。
ER/PgR染色判定基準はJ-Scoreとありました。
HER2結果 0
ER結果 Score0
PgR結果 Score2
MIB-1:組織の癌細胞のうち、細胞核にKi67(MIB-1)陽性細胞率は85~~90%です。
ホルモン療法になるのではないか、ということとKi67が高いので抗がん剤の話も出るかもしれないと話してくださいました。
ただ帰っていろいろ調べてみて、「ERが陰性でPgRは陽性」というのは
あまり出てこないのですが、単純に「ホルモン感受性の乳がんであり、ホルモンホルモン療法の効果が期待できる」考えていいでしょうか?
トリプルネガティブの可能性もあるのでしょうか?
限られた検査結果ですが、現段階で先生は抗がん剤治療は必要と思われますか?
前回の大学病院での診察時に、場合によっては(抗がん剤が有効なタイプであった場合)手術までの期間に抗がん剤をする場合もあると言われたのですが、今回のこの結果から、手術までの2ヶ月の間に抗がん剤をスタートさせておくのがベターでしょうか?
最終的には術後の病理検査の結果がモノをいうのだと理解しているので、私自身手術まで穏やかに過ごそうと思っています。
それでも周囲は少しでも早く手術を、何とかならないのかという焦りがあるようです。
子供も小さく、ちょいとセカンドオピニオンに行って他の病院をあたったり、とそこまでフットワークも軽くありません。
手術までの間にできるだけ知識をつけ、できることはしておこうと思いますので、先生からのアドバイスをいただけるとうれしいです。
よろしくお願いします。
 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。
「「ERが陰性でPgRは陽性」というのはあまり出てこないのですが、単純に「ホルモン感受性の乳がんであり、ホルモンホルモン療法の効果が期待できる」考えていいでしょうか?」
⇒PgRが陽性(J score2は1%~10%ということです)である場合はERが陰性ということはないでしょう。
 是非、手術標本で確認すべきです。
「トリプルネガティブの可能性もあるのでしょうか?」
⇒それはないです。(PgRが弱陽性ですから)
「限られた検査結果ですが、現段階で先生は抗がん剤治療は必要と思われますか?」
⇒luminalBの可能性が高そうです。
 ただし、そもそもKi67は病変全体で評価すべきなので、確定ではありません。
「今回のこの結果から、手術までの2ヶ月の間に抗がん剤をスタートさせておくのがベターでしょうか?」
⇒不要です。
 2カ月程度では不要だし、(そのままでも温存可能なので)安易な術前抗がん剤は選択すべきではありません。
 
 

 

質問者様から 【質問2】

田澤先生
前回のご回答、本当にありがとうございました。
先生のお言葉で、ゆっくり手術を待とうという覚悟ができていたのですが、迷いがうまれ再度質問させていただきます。
昨日大学病院で診察がありました。
ホルモン受容体-陰性
>ER 2/8
>PR 0/8
HER2-陰性
Ki67-90%
トリプルネガティブと言われました。
田澤先生にも前回相談させていただいた検査報告書も持って行っていたのですが、PgR陽性は偽陽性(というような意味合いだったと思います)だろうとのことでした。
スコアの付け方が違うのですが、どちらが正確なのでしょうか?
それともこれらの結果をホルモン陽性とみるか陰性とみるかは医師によって違うのでしょうか?
昨日の診察でマンモ検査と一緒にエコーもしたのですが、エコーで21.8mmでした。
8/(中旬)のエコー検査では約16mm(8/27に撮っているMRI画像で15mm)でで形もそらまめのような感じの横長の平べったいイメージだったのですが、今回のものは上に大きく山のような出っぱりがあり、左右にも細い線が伸びているようなものでした。
乳癌はゆっくり進行するものだから2、3ヶ月程度ではほとんど変わらないと信じていたので、まるで別人?のような姿に少々驚きました。
1ヶ月ほどしか経過していないのですが、16mmと21mmは計測の誤差の範囲といえますか?
念のためと細胞診してくださった先生は、がんとは思えない形だとおっしゃっていたのが、今回は悪性を十分疑える形だったのは、エコーの撮りり方で見え方が違っただけなのでしょうか?
それとも増殖率が高いため1ヶ月ほどで大きくなりどんどん形も変化しているということなのでしょうか?
やはり大学病院での手術は早くて11月中旬ということでした。
ただ、トリプルネガティブで抗がん剤しか薬物療法はないので、術前抗がん剤もすすめられました。
当然、術前抗がん剤のリスクが頭に浮かんだのですが、この1ヶ月での腫瘍の変化がとても大きく感じられ動揺しています。
最終的にはアンスラサイクリンを3週ごと(or 2週ごと)4回スタートさせる、最初の3週(or 2週)での結果をみて効果があれば抗がん剤継続、なければ即手術に切り替える、という話が出ました。
この場合、最短で抗がん剤をスタート、最短で抗がん剤の効果の判定をし効果がないため手術となったら、11月中旬という時期からそれほど遠くない日程でいずれにしても手術はできるのではないかという淡い期待がありますがあります。
抗がん剤治療の途中に手術に変更するという手順は一般的に行なわれることでしょうか?
もしすすめるとして気をつけるべき点はありますか?
それともそもそも画像上での腫瘍の変化は気にせずあわてず11月中旬を待って手術し、術後の病理検査の結果をもってその後の治療を決定すれば十分でしょうか?
1ヶ月で5mm、無治療で手術を待てば3センチ近いしこりになってしまうのではないかと単純計算したくなってしまいます。
胸が小さいのでそうなれば温存自体考え直さなければならなくなる可能性もあります。
そうなれば全摘すればいい、という覚悟はありますが、今度は転移の心配もでてきます。
今のところおそらくリンパへの転移はないだろうという所見です。
田澤先生にこのような場をもうけていただいていることには、本当に感謝しかありません。
お忙しい中恐縮ですが、よろしくお願いいたします。
 

田澤先生から 【回答2】

こんにちは。田澤です。
「1ヶ月ほどしか経過していないのですが、16mmと21mmは計測の誤差の範囲といえますか?」
⇒その通りです。
「今回は悪性を十分疑える形だったのは、エコーの撮り方で見え方が違っただけなのでしょうか?」
⇒そう思います。
「それとも増殖率が高いため1ヶ月ほどで大きくなりどんどん形も変化しているということなのでしょうか?」
⇒違います。
「トリプルネガティブで抗がん剤しか薬物療法はないので、術前抗がんがん剤もすすめられました。」
⇒大学病院らしいですね。
「なければ即手術に切り替える、という話が出ました。」
⇒大学病院の医師はきちんと「3週間に1回、自ら超音波してくれる」とは、なかなか期待できません。
 そこのところが要注意です。
「抗がん剤治療の途中に手術に変更するという手順は一般的に行なわれることでしょうか?」
⇒抗ガン剤が「必ず効く筈」という考えは危険です。
「もしすすめるとして気をつけるべき点はありますか?」
⇒上記コメント通り、『術前抗がん剤は、リスクを伴うものだという自覚と責任をもった医師でないと術前抗がん剤は危険』ということです。
「それともそもそも画像上での腫瘍の変化は気にせずあわてず11月中旬を待待って手術し、術後の病理検査の結果をもってその後の治療を決定すれば十分でしょうか?」
⇒それが普通です。





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