Site Overlay

3月4日(月)② 3件の乳がんQ&Aを更新しました。

全身治療と併用しながらの多発リンパ節転移や再発への今後の治療について   [管理番号:11586]
■女性44歳
■病名:右乳癌 右腋窩、右鎖骨上下、右深頸部、縦隔リンパ節転移
■症状:右腋窩、右鎖骨周囲、頸部に痛み
■2022年12月に右乳癌 T2 N2、IDC 充実腺管癌、トリプルネガティブ、Ki 67 70%、右乳房A領域24mm、D領域16mm、右腋窩60mm、右鎖骨上35mmと前縦隔リンパ節に小さな転移あり、ステージ4と診断されました。

12月末からキイトルーダ+ゲムシタビン+カルボプラチンの化学療法開始。
その後縦隔の遠隔転移は消失しましたが、遠隔転移以外の腫瘍の増大があり、疼痛緩和目的で5月に右乳房全切除+右腋窩リンパ節郭清施行。
右鎖骨上リンパ節転移部分は太い血管が近く切除不可能、術後放射線治療は浮腫が出やすい部位のため適当ではないのと遠隔転移を抑える全身治療が優先と説明があり、現在も残存しています。

術後も遠隔転移に効果が見られている同じ化学療法を継続していますが、右鎖骨上リンパ節転移にはあまり効果がなく、9月には右鎖骨上下と深頸部リンパ節合わせて10か所に転移が見られています。
CA15-3: 術後 37.5 →9月 60→1月 84

2024年2月1日には手術した創部近くに5mm位のシコリが出来、2月5日には1.5mm位の楕円形(ゴツゴツしていない)に少しずつ増大してきています。痛みはありません。
術後、側方断端陰性 深部切除断端に浸潤部が近接との結果でしたが、これは局所再発なのでしょうか?
このように急に大きくなっていくこともあるのでしょうか? ……【詳しく読む】全身治療と併用しながらの多発リンパ節転移や再発への今後の治療について

⇒ 更新内容はこちら。

 

心臓弁膜症の持病がある場合の放射線治療リスクについて   [管理番号:11627]
■女性63歳
■病名:心臓弁膜症と乳がん
■今年1月に乳がんが見つかり、今週木曜日に手術予定です。
乳がんは今のところステージ1(9ミリでルミナールA、Ki67は15~22%)と聞きました。

心臓弁膜症の持病があるため、できるかぎり再手術を避け、放射線治療もしなくて済む可能性が高い全摘を家族としては望みましたが、母はかなり迷った結果、部分切除を希望しました。
母の意思は尊重しつつ、やはり術後の放射線治療が心臓に及ぼす影響について不安が拭えません。
循環器内科の医師にもその影響について確認しましたが、確実にリスクが高いとも言えないし、禁忌ではない、とのことでした。

漠然とした質問で大変恐縮ですが、乳がん術後の放射線治療が持病の弁膜症を悪化させる、もしくは新たな心疾患を引き起こすリスクは高いものなのでしょうか。
経過をきちんと見ていき、心臓もフォローしてもらえば許容できる範囲でしょうか。
先生のご意見を聞かせていただきたいです。 ……【詳しく読む】心臓弁膜症の持病がある場合の放射線治療リスクについて

⇒ 更新内容はこちら。

 

トリプルネガティブの化学療法について   [管理番号:11061]
■女性45歳
■病名:乳がん
■田澤先生は手術先行を勧められているとこのサイトでも見させていただきました。

なぜ他の医師は術前化学療法を勧めるのでしょうか?メリットが多いのでしょうか?
・抗がん剤の効果がわかる
・小さくして温存できる
・完全奏効しなかった場合、ゼローダなどの薬剤を使用できる?

妻はこれらの情報を見て術前化学療法を選ばなかったことに不安を感じているようです。 ……【詳しく読む】トリプルネガティブの化学療法について

⇒ 更新内容はこちら。