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Olaparib (リムパーザ)とatezolizumab(テセントリク)

TN(triple negative)乳癌の最新の話題
BRACAnalysis(遺伝子検査)が陽性であれば、Olaparib
PD-L1抗体検査で陽性ならばatezolizumabの適応が出てきます。

注)どちらも転移再発乳癌が適応(術後補助療法の適応はありません)

≪使い分け≫

両方とも陽性だった場合、どのように使い分けるか?

 
 

治療には(期待される)「効果」と(予想される)「副作用」のバランスがあります。
〇効果
対象者(コントロール群)が異なるので正確に「atezolizumab + nab-paclitaxel」と「olaparib」の効果を比較できないことを承知で敢えてprogression flee survival(PFS)で比較すると
Atezolizuma + nab-paclitaxelの(nab-paclitaxel単独投与群に対する)PD-L1陽性集団でのHRは0.62 (IMpassion130試験)
Olaparib群の(化学療法選択群に対する)HRは0.58(OlympiAD試験)

HRとは対照群のイベント発生を1とした時に発生するイベントの割合なので次のような意味となります。
Atezolizumabを加えることでnab-paclitaxel単独に対して38%増悪を低減させる。
Olaparibは他の抗がん剤選択群に対して42%増悪を低減させる。

副作用
Atezolizumab + nab-paclitaxel
・(一般的な)抗がん剤であるnab-paclitaxelによる副作用(痺れ、倦怠感など)に加えて(免疫チェックポイント阻害剤である)atezolizumabによる副作用(immune-related adverse events: irAE)がある。

Olaparib 上記副作用が比較的軽度

これら効果と副作用のバランスから(BRCA陽性なら)Olaparibを優先という使い方が一般的だと思います。(ただし学会推奨などではありません)

~ 乳癌の手術は江戸川病院 ~
江戸川病院 東京都江戸川区東小岩2-24-18 電話03-3673-1221
監修:江戸川病院 田澤篤 医師

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