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今週のコラム 488回目 遠隔転移への挑戦 ①多発 ver. 2 薬物療法一択では無いのです

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土曜日カレー

これはバターチキンカレー

ホウレンソウのお陰で貧血知らず?です。

 

 

○ 本文

術後5年でのliver metastasis, luminal type

  治療開始 1年5か月での効果

 

PETで見つかったliver metastasis

当初、PET-CTでは単発に見えたが、MRI(図向かって左)では他に2か所あるとのことで手術は断念

○全身療法

術後補助療法でTC⇒tamoxifenだったので、

(当然の如く)anthracycline(EC)x4 ⇒taxane(bevacizumab+paclitaxel)x4

その後、CDK 4/6 inhibitor+hormone

更に、今回はradiation(MRIの一番上の病変)をしています。

 

multipleだからといっても、薬物療法一択ではありません。

今回のradiationは(当初から)radiologistが関わっていたので(実は)radiologistからの提案で行いました。

 

無論、私が目指すのはcCRです。

CDK 4/6 inhibitorで長期間コントロールされ「この場所のみ」となった場合には、その部位のみを「手術」

これも十分に候補としてあるのです。

 

★長期間の病変コントロール、これこそが根治への扉となるのです。