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今週のコラム 391回目 2枚目のカード 手術可能のカードは切れるか?

4月29日土曜日、天気よかった!

ノリタケのお揃いのお皿の上にはバームクーヘン達に混じって、トーストがあります。

 

ノリタケのカップとお揃いのお皿の上にはバームクーヘン達

トーストはいただいた銀座「に志かわ」の高級食パン

「高級食パン」って最近よく見かけますが…

食べてビックリ。(自分史上)最高でした!

 

最高と言えば…

久しぶりに登場! zoomx 3

 

昨日(土曜日)から履いて走っていますが…

自分史上最高です!(自分史上、出し過ぎ?)

まず、軽い(1⇒2の際には10g単位で重くなりましたが、3は逆に軽くなりました)

さらに、フィット感といい反跳力といい予想以上です。

 

更にもう一つ!

車のタイヤが突然パンクして(パンクは突然するものですよね?)さー、困った!

私の車のタイヤは、サイズが特殊でなかなか在庫がなく(オートバックスやら、タイヤ館やら問い合わせてても)「お取り寄せとなるので2-3日はかかります!」

其の2-3日が困るんだよね。

その日はちょうどディーラーも定休日だったので探しまくりました。

最後に行きついたのは「タイヤガーデン(YOKOHAMA TIRE系)」

ここは親切に、あらゆるメーカーから探してくれて漸くサイズの合う在庫が「遂に」見つかりました。

それは、DUNROP SP 「SPORTMAXX 060+」というタイヤ。

とにかく、これしかない(選択肢がないので)ので早速、このタイヤに履き替えました。

今乗っている車はV8ハイパワーとはいえ、キャラクター的には「comfort」。

今までは全て、ブリジストンなら(POTENZAではなく)REGNOのようにcomfort系タイヤばかり履いてきました。

それが、(選択肢の無いままに)初めてスポーツ系タイヤを履いてみたら…

これが最高でした!

とにかくグリップがいいし、乗っていて安心感が違う!

目から鱗とは、まさにこのこと! 後部座席で載せられている際には(ロードノイズが)静かなcomfort系がいいのかもしれないけど、運転するには絶対こちらだな。

選択肢が無かったからこその出会いも捨てたものではない。というか、「固定観念を時々疑うことも必要」ということでしょうか。

 

今回は最近では珍しく?前置きが長かったですが、いよいよ本文です。

2枚目のカード

実は、4月28日に撮影した動画(公開は5月中旬以降?)は、こちらのカードとしたのです。

〇 本文

題名は 乳癌の再発 その医師はカードを持っているか?

(副題)あきらめない乳癌 vol.1

♯ 副題にある「あきらめない」の文言は、掲示板で皆様からのご意見から入れました。

 

鎖骨下リンパ節再発です。

実例ではありますが、(今まで)コラムには出してなかった(私の記憶では)筈です。

術後20年CTで見つかった「鎖骨下リンパ節再発」

主治医の口から出たのは「手術不能」

理由は(鎖骨下リンパ節、正確にはRotterリンパ節ですが)が小胸筋に浸潤しているから

と、いうものでした。

 

患者さんがいくら希望しても「手術不能」の一点張り。

一度は諦めそうになりながらも、遂に乳がんプラザにたどり着き江戸川へ

 

 

手術可能なのかどうか?

術者の目でエコーしました。

 

 

 

 

実際に小胸筋(図の「小」)に浸潤しているのはRotterリンパ節の一部

因みにRotterは「胸筋間」リンパ節ともいい大胸筋と小胸筋の間にあるリンパ節です。

 

 

 

ドップラー

上に3つ並んでいるのがリンパ節

左がRotter 右の2つがlevel 3となります。

ドップラーで赤く色がついているのが血管です。

♯ 血管はリンパ節群の奥にあり、ここからRotterとlevel3の間に枝を出しているのが解ります(よね?)

 

 

 

私の出したカードは「手術可能」

決め手は「血管(鎖骨下静脈)」と離れているからです。

 

 

 

 

 

 

実際の手術手順

(一番表面の)大胸筋は内側へ

 

 

 

 

 

更に内側へ引いて行くと…

(その裏にある)小胸筋が現れます。

 

 

 

★ ここまでの手技では(小胸筋の更に奥にある)危険な鎖骨下静脈に触れなくて済みます。

実はここがポイントなのです。

普段(リスクを嫌って?)ここまでの郭清(腋窩郭清はここまでで可能)しかしていない術者にとって、この先が(その術者にとって)開かずの間となっているのです。

つまり、普段開けてもいない部屋にある「何やら、浸潤している(という噂の)」リンパ節は(その術者にとって)想像上の化け物でしかないのです。そんなものが取れるなど夢にも思わない=手術不能となってしまっているのです。

 

 

実際の手技は、ここからが本番です。

小胸筋の奥にある青大将(鎖骨下静脈)を傷つけることなく、これをテーピングし外側へ引っ張りだすと漸く再発リンパ節群(小胸筋に一部浸潤したRotterとlevel 3s)が見えてきます。

♯この図だと「如何にも正面から直視できるように」見えますが実際は術者が覗き込んでようやく解る非常に視野の悪い領域

★視野の悪い領域で、しかも「怖い、それでいて傷つきやすい小心者の」青大将が潜んでいる。

ここの部屋を普段から風通し良くしていないと(普段からlevel 3までの郭清に習熟していないと)とても怖くて手が出せなくなっている要因となります。

 

 

ただ、実際に慣れている私にとっては、『小胸筋に浸潤? でも、その部分の小胸筋も合併切除すればいいだけじゃん?』となるのです。

 

 

 

 

追記

あきらめない乳癌 vol.2 は、「診断」(おそらく小さな標的)となるのか、はたまた再度「治療」(今度は鎖骨上?)となるのか思案中です。

掲示場案で多くの方のご意見のように、なるべく連続で出そうと目論んでます。

診断なのか治療なのか皆様のご意見は如何に?