オリンピックも夏の甲子園(注目度が低くなってしまいましたが…)も終り少し寂しくなりました。
ただ、オリンピック一色だったテレビも通常営業(?)に戻り、ほっとした人も多いのではないでしょうか?
かくいう私も、毎週楽しみにしていたNHK「これでわかった!世界のいま」が放送されなくて(少しだけ)へこんでいました。
肉芽腫性乳腺炎(続き)
2015年3月
私
「それではプレドニン開始します。6T (30mg)と、最初は多いけど短期間で減量していきます。」
Aさん
「わかりました。ただ、ステロイドって聞くと副作用が気になります。」
私
「量をどんどん減らすので大丈夫です。最初は、多い量で炎症を叩きます。そして少量で有る程度長期に(少量で)維持します。再燃しない様にもっていくのが肝です。」
◎ステロイド量の推移(表)
○早期(2015/3-7)
最初の4カ月は2週間毎に来院していただいています。
「自覚症状」「肉眼所見」「超音波所見」これらを観察しながら、プレドニン量を調整していきました。
2015.3(初診から2週間後)
皮膚の潰瘍の部分は浅くなった。
効果はでている。 プレドニン20mgへ減量
2015/4(治療開始から4週)
改善傾向あり、プレドニン15mgへ
2015/4後半(治療開始から6週)
大きな変化はないが、やや改善傾向 プレドニン10mgへ
2015/5(治療開始から8週)
一部皮膚が閉じ始めている(狭小化)
肉芽のエコー像には、あまり変化なし プレドニンは10mg維持
2016/5末(治療開始から12週)
メインの創は随分改善し、閉じかかっている
脇の2つの孔からはまだ浸出液あり
エコー像の大きな変化はない。 プレドニン10mg維持
○著明な改善期(2015/9)
2015/9(治療開始から半年)
著明に改善して、浸出液は出なくなってきました。プレドニンは10mg維持
○創部閉鎖(2015/10末)
2015/10末(治療開始から、ほぼ8カ月)
治療から8カ月、ついに(前医で無理やり拡げられた)切開跡が閉鎖しました!
肉芽は急速に縮小しています! プレドニンは5mgへ
○少量維持期(2016/1-7) プレドニンは2.5mg(隔日5mg)
半年かけて少量(1日おきに1T )の内服で維持しました。
ここを省略してしまうと、「再燃」してしまい、また「振り出しに戻る」リスクがあるからです。
2016/3
2016/5
2015/7卒業 プレドニン遂に終了
完全な正常所見です。