動画についてのスレッドを読んで、いろいろ考えています。
その中で2つの道筋がありそう。
1.次回候補の「石灰化」のように、(スライドの流れに沿って)理路整然と展開する。
但し、「短時間」「インパクト」の意識が必要かな?
もうひとつとして、「辛口チキン」さんから引用
(以下)
『動画のドラフトも持たず、その情熱を動画3分から5分で熱く、語ってみてはいかがでしょうか?難しい、細かい詳細の原稿に頼るのではなく、それがいちばん心に響く情熱の伝達方法だと思います。
先生はお忙しい方なので、動画作成されるにも下準備でお時間取られるの歯がゆいので、もう、そいう原稿なしに、画面に熱い、思い、情熱、信念を伝えるのが良いと思います。』
なるほど。
このラインもありか。
2.私が強く思っていること(そして伝えたいこと)をピンポイントで話す
①早期診断ができない医師が何故いるのか?
小さい病変を「小さいから刺せない(検査できない)」と言ってしまう医師や、「小さい病変を外す」医師
あなたのその「経過観察ね。」が、正しいのか?(実は癌なのに,上手く採れていないから良性とされているかもしれない)
★その医師自身が、自分自身の手技の精度に自信がないから(実は癌かも?と心配で)「経過観察」としているかもしれない
②鎖骨下郭清ができない医師ばかりになっている。
(先日のブログにも書きましたが)ある大学病院の医師の
『レベル3リンパ節(鎖骨下リンパ節)に転移があったら(そこは手術ではなく)抗がん剤ね。』発言
患者さんから聞くと、「リンパ節のエコー」に(それらの)医師は興味を持っていない(実際に行っていない)
本来、(術前抗がん剤をしたとしても)もともと転移があった部位まで郭清すべきだが、
「適当な郭清(自分が楽にできる部位まで)」を行い、他は放射線もしくは抗がん剤で済まそうという
ある一定の割合の患者さん達にはそれで通用するが、確実に(それが原因で)リンパ節再発の原因となる。
③ ②に近いが、腋窩再発した際に「手術せずに」抗がん剤で押し切ろうとする(患者さんが希望しても)
④遠隔転移を伴う患者さんに「手術はしない。ホルモン療法で」みたいな医師
これには2つの側面があります。
側面1)全身転移が進行しているケース
このケースでは根治は望めないかもしれない。生命予後にも有効ではないかもしれない。
ただ、(手術可能なうちに)手術をすることでQOLが全然違うのです。
仙台に居た際に何度も見ていますが…
腫瘍から出血したり大量の浸出液で1日何度もガーゼを交換したり悪臭があったり、本当に大変なのです。
体表面に腫瘍があることは(患者さん自身にとっては)「それを取っても、予後には関係ないよ(医師のセリフ)」では済まされない日常の不便さがあるのです。
側面2)鎖骨上や縦隔リンパ節転移や、小範囲の骨転移など
これらに転移があると「遠隔転移だから、手術はしない」と言われるケースが殆どです。(そのように地元で言われて、当院で手術するケースが多い)
それらの医師の言い分は「遠隔転移があれば、根治しないから手術しても利益がない」なのでしょう。
ただし、それは本当なのか?
最近そこに疑問を感じています。
背景には放射線照射の精度向上(tomotherapyによるピンポイント照射)や全身療法の発達(抗がん剤やCDK4/6)があります。
「縦隔リンパ節に照射をしてcCRとなってから(ホルモン療法だけしながら)5年以上」経ち(私の内心で)「根治では?」と思っている症例もあるし、「胸骨のみに転移⇒術後胸骨に照射して(ホルモン療法だけしながら)4年」経ち、cCR継続中で、やはり「根治では?」と思ったりしています。
★ その方達が(もしも、地元で言われるまま)手術せずに(「どうせ予後は一緒だから」と言われるままに)ホルモン療法だけしていたら、原発巣が徐々に悪化して「手術不能となり、更なる遠隔転移の原因」となったのでは?
上記①~④について(具体例だけ一つ)ポンとスライドにして、それについて「熱く」3分程度話す。
それもありかな?