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乳癌手術のブログ 2021/3/1 病理医のコメントについて

こんにちは田澤です。

Q&A 202102221 検査結果について』を回答していて…

 

細胞診にしても、組織診にしても病理医は複数の施設から診断を請け負っています。(SRL)

そうすると、当然「生検が下手な医師」は数多くいます。(大変、残念ながら)

それらの医師が採取した「細胞診」なり「組織診」を(診断どおり)「良性」とシンプルに書いた場合、(後で)「それらの医師の腕の問題で良性となっていただけ」であり、結局「悪性だった」ということが「おそらく」頻繁にあるのだと推測します。

だから、病理医は「良性」と診断した際に、「必ずフォローアップしてください」という一文を入れることが多いのです。

 

★ 病変のあらゆる範囲から採取し、100%確定診断を行っている私からみれば「大変、迷惑な話」です。

『そんな記載いれるな!』と、言いたいところですが(多くの下手な医師の診断もしている)病理医にとっては(あとで結局悪性と診断変更となった場合に避難されないように)自衛手段なのだと諦めています。