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乳癌手術のブログ 2020/12/5 「術後補助療法」と「再発治療」、有害事象が出た時の対応(その後の治療方針)は区別が必要なのです。   

今朝は冷え込みました。

厚着(4枚!)で走っていますが、bodyはいいとして露出している顔や(特に)手なんかは冷たくて…

手袋しなくては!と思うのですが、この時期はどうしても忘れがち。日中はいらないからね。

今晩は、いよいよ「ふくの鳥」

自然解凍させるべく、昨日から「丸鳥君」を冷凍室から冷蔵室へ引っ越し。

俄然、期待は高まります。

ワインはチリのConchan y Toro Amelia chardonnayかな?(ソムリエ麦ちゃんご推薦)

 

○ 本題

本日、回答したQAより感じた事(敢えて、 何番とは言いません)

薬剤(特に抗がん剤)については、殆どの医師が添付文章を読んで理解して使用していると信じています。

ただ、時々このQAに登場する医師の中には「適応や適応外について、知ってて使っているのか?」と疑問に感じることがあります。

一番のポイントは「術後補助療法(再発治療ではない)」と「再発治療」で適応のある(使ってもいい)薬剤が異なるということです。

もしかすると、その適応外医師(その医師自体が、世の中の適応外とも言えます。 厳しい!)にとって、適応外という概念が無い!のかもしれません。

術後補助療法はanthracyclineとtaxaneしかなく、その他の多くの薬剤は再発治療でしか使えない(適応がない)のです。

例えば、eribulinやbevacizumabは(使っていて)とてもいい薬剤ですが、再発しない限り使えません。

ただ、それら適応外医師にとっては(短絡的に)eribulinはいい薬剤(実際そうですが…)だから、術後補助療法でも使っちゃえ!に何ら違和感がないのかもしれません。

gemcitabineはいい薬剤とは(とても)思えませんが、これを使おうと提案する適応外医師がいるようないないような…

 

(そのような適応外医師にありがちな)もう一つ問題は「過剰診療」

善意に解釈すれば「患者さんを再発させたくない」という熱意が故に。悪意?に解釈すれば「万が一再発した際に(患者さんから)避難されないために。

バランスを欠いた治療を行いがちです。

anthracycline+taxaneは歴史的に4サイクル+4サイクル=8サイクル(3週間に1回なので半年間)なのに、6サイクル+6サイクル! 長すぎる

もしくは副作用があるのに、やたら「無理やり」継続したがる(患者さんの意向を無視する)

特に注意すべきは「間質性肺炎」

これは(一歩間違うと)命にかかわります。

★ここでも重要なことは、「術後補助療法(再発予防)」なのか?「再発治療」なのか?

その区別が(そもそも)「その医師の治療方針に無い」ことが元凶とも言えます。

 

★★間質性肺炎が出現したら、術後補助療法は中止。 これが正解です。

「予防のため」に行った治療で、万が一無くなったら「本末転倒」となる。これが真っ当な感覚なのです。

それに対して(治療しなければ)確実に病状が悪化してしまう状態(つまり再発治療)では、事情が異なります。

その場合には、(間質性肺炎が下火になってきたら)「そーっと(少量から)」開始するなど、病状に応じた対応をしなくてはならないのです。

 

★★★ 術後補助療法と再発治療

 有害事象が出た時の対応(その後の治療方針)は全く異なるのです。

 

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