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今週のコラム 487回目 遠隔転移への挑戦 ②solitary(single)の場合

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凄く興味ありました。

ありがとうございます。

 

 

 

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さすが名店!

とっても美味でした!

 

 

○ 本文

遠隔転移への挑戦

solitaryの場合、multipleよりも「更に手術の重要性」が増します。

ここでは内臓(肺、肝)に絞って提示します。

 

  1. lung

 

術後1年6か月 lung meta(solitary)

 

 

    左上葉切除後 6y2m    cCR

 

2. liver①

  術後3年6か月 liver S4  metastasis  (yellow)

 

  肝S4 切除後 1y  cCR

 

solitaryの場合には手術を念頭に入れながら治療戦略を立てます。

lung とliverを例に挙げましたが、その治療戦略は微妙に異なります。

1.lungの場合

solitaryかつ他の臓器に転移所見が無い場合には、

手術⇒全身療法

 

2.liverの場合

lungと異なるのは、(小さな病変として実は多発していたとしても解りにくいし、他の臓器転移も同時に見つかるケースも多い)ので

まず全身療法(これで、出来る限り抑え込んでから)⇒手術とすることが多い。

♯無論、例外あり

 

◎ 遠隔転移でも「手術の適応」を見極めて、その成功体験が増える度に自信をもって手術を勧められるようになりました。

無論、それには患者さん側の「根治への強い意志」が重要なのは言うまでもありません。