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病理結果とオンコdx結果を踏まえた治療法

[管理番号:12344]
性別:女性
年齢:48
病名:左浸潤性乳管癌
症状:
投稿日:2024年12月24日

11月中旬 左乳全摘リンパ郭清なし
11月後半 病理結果
HG=1 (2+2+1)
浸潤経 18×13mm
腫瘍径 22×13mm
ki67 平均15 (10~20)
切除断片 陰性
リンパ節 0/2
ER 8 PR 4+2 HER2 1+
リンパ管・血管侵襲なし

主治医より聞かされていませんでしたが、2カ所非浸潤性小葉癌あり(認定看護師より)

上記の結果が出ました。
主治医的には、タモキフェン5年、リュープリンなし。との治療法。
腫瘍径が2cmを超えていたこと、浸潤径が2cm近いこともあり、心配でもありオンコタイプdxをお願いしました。
主治医は必要なし、と判断されましたが再度お願いして受ける事ができました。

結果
再発スコア 15
9年遠隔再発率 4%
抗がん剤上乗せ効果 く1%

以上結果を踏まえ、
タモキフェン5年との治療方針となりました。
リュープリンは必要なし。

上記内容を踏まえて質問致します。
①私が調べた限り、同じような病理結果の方々は再発スコアがもう少し低い気がして
います。PRが6という数字が
再発スコアを上げているのでしょうか?
個々遺伝子は違うのでそれだけではないと思いますが。
田澤先生の見解を教えて頂けますでしょうか?

②主治医は年齢的にもリュープリンは必要ないとおっしゃりますが、本当に必要ないでしょうか?まだ生理は来てます。

③元々主治医に手術前より不信感があり、オンコdxの結果の後石灰化の2箇所が何でしたか?と聞いたところ(術後の病理結果の際は知らされなかった)、はっきりとおっしゃらず、診察後認定看護師さんに聞いた所、病理結果を確認、非浸潤小葉癌が2箇所あると伝えられました。
そもそも、病理結果も最低限しか知らされず、私が質問しないと教えてくれませんでした。
いずれ地域の病院へ戻るので、あまり気にしなければ良いのかもですが、
病理結果も踏まえ色々不信感があります。

③上記の病院への不信感も含め病理結果のセカンドオピニオンはやりすぎでしょうか?
あるいは転院して病理結果から再度やり直してもらう。
こう考えるには、やはりオンコの再発スコアが15であり
本当に病理結果が正しいのか?病院に対しての疑心暗鬼になっております。
今の主治医の元ですと、リュープリンもなく、本当に必要ないのか?なかなか納得して治療ができません。
よって病理のセカンドオピニオンなどと過剰な心配をしてしまいます。

田澤先生に、主治医の治療法でよいか、また、私の病理結果でオンコdxのスコアは妥当範疇かアドバイス頂きたく思います。
宜しくお願い致します。

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。

メール内容読みました。
いろいろ気にされているようですが…(その病院に不信感があるかどうかは別として)
普通にOncotypeDXの結果に従いましょう。

無論私も主治医と全く同様で『タモキフェン5年、リュープリンなし。』一択です。
ご参考に。

オンコタイプDX

***
再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
(回答が公開されてから2週間後)
2025/1/20
***

質問者様から 【質問2】

術後初めての血液検査
性別:女性
年齢:48
病名:左浸潤性乳管癌
症状:
投稿日:2025年04月13日

お世話になっております。
24年12月24日に相談させて頂きました。
治療法についてセカンドオピニオンを経て、現在タモキシフェン(12/(下旬)~)+リュープリン(2/(中旬)~)(内膜症の治療も含め2年)の治療を始めています。

状態
左浸潤性乳管癌(10月告知。
11月(中旬)日 左乳全摘リンパ郭清なし
11月後半 病理結果
HG=1 (2+2+1) HG=1
浸潤経 18×13mm
腫瘍径 22×13mm
ki67 平均15 (10~20)
切除断片 陰性
リンパ節 0/2
ER 8 PR 4+2 HER2 1+
リンパ管・血管侵襲なし
2カ所非浸潤性小葉癌あり
オンコタイプdx
再発スコア 15
9年遠隔再発率 4%
抗がん剤上乗せ効果 く1%

今回ご相談させて頂きたいのは、腫瘍マーカーについてです。
術前
地域の乳腺クリニックでの腫瘍マーカーは24.9/26 CEA 2.0 CA15-3 14.7でした。
その後、手術する病院へ転院、そこでは24.10/9 CEA 1.8 CA15-3 12でした。

25.3.(中旬) 術後初めての血液検査(腫瘍マーカー)で採血の結果が CEA 4.1 CA15-3 11となっておりました。CEAに関しては2倍以上になっており、不安になってしまいました。
結果について、主治医の先生は問題なしと。また、エコー検査は問題ありませんでした。
微増ならば気にしませんが、2倍という数字が気になっております。
問題ないでしょうか?
今後の治療においても基準値内の2倍の増減などはありますでしょうか?
例 1.8→4.1→3.1→2.0→4.2→3.5 など。
この様な動き方でも問題ないでしょうか?また、基準内での微増減ではなくある程度大きな増減はよくある事でしょうか?

また、タモキシフェンのリフレイン効果でCEAが一時的に上るという記事を読んだのですが、そのような事もあるのでしょうか?

先生のご意見お聞かせ頂けると幸いです。
お忙しいと思いますが宜しくお願い致します。

田澤先生から 【回答2】

こんにちは。田澤です。

今回の数値だけでは気になりません。
以下の点

1.CEA 4.1自体が正常範囲内で有る事(もともと2位が質問者の基準値であることを考慮しても)
2.CA15-3は上がっていない(無論、再発してもCEA,CA15-3どちらかしか反応しない場合もありますが、それでも参考にはなります)
3.術後4か月しか経っていない(とても早期再発するような状況ではないので)
4.ホルモン療法の影響がありそう

タモキシフェンのリフレイン効果でCEAが一時的に上るという記事を読んだのですが、そのような事もあるのでしょうか?
⇒上記4は決して珍しくはないのです。

***
再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
(回答が公開されてから2週間後)
2025/5/3
***

  

質問者様から 【質問3】

術後の腫瘍マーカーの微増
性別:女性
年齢:48
病名:
症状:
投稿日:2025年05月13日

お世話になっております。3度目の質問をさせて頂きます。
宜しくお願い致します。

現在タモキシフェン(12/(下旬)~)+リュープリン(2/(中旬)~)(内膜症の治療も含め2年)の治療を始めています。

状態
左浸潤性乳管癌(10月告知。
11月(中旬)日 左乳全摘リンパ郭清なし
11月後半 病理結果
HG=1 (2+2+1) HG=1
浸潤経 18×13mm
腫瘍径 22×13mm
ki67 平均15 (10~20)
切除断片 陰性
リンパ節 0/2
ER 8 PR 4+2 HER2 1+
リンパ管・血管侵襲なし
2カ所非浸潤性小葉癌あり
オンコタイプdx
再発スコア 15
9年遠隔再発率 4%
抗がん剤上乗せ効果 く1%

前回、術後4か月の腫瘍マーカーCEAが術前より倍になっていた事について質問させて頂きました。

術前
24.10/9??CEA1.8? CA15-3 12でした。

25.3/14 術後初めての血液検査(腫瘍マーカー)で採血の結果が CEA 4.1??CA15-3 11となりCEAに関しては2倍以上になり、不安で田澤先生にご意見をお聞きした次第です。(主治医は問題なしと。)

田澤先生より
1.CEA自体が正常範囲内である事。
2.CA15-3は上がっていない。
3.術後4か月しか経っていない。
4.ホルモン療法の影響がありそう。
との回答を頂きました。

それから約2ヶ月後である25.5/8に血液検査をしました。
腫瘍マーカーが更に上がり
CEA 4.6 CA15-3 13.8と上昇しました。
時系列的には
術前から術後2回結果
CEA??1.8→4.1→4.6
CA15-3??12→11→13.8
また、
術前は問題なかった肝機能や中性脂肪もあがっております。
術前から術後4か月、ASTは14 →28に、ALTは9→23へ。
そして今回γ-gpが31と基準値を超えました。また、中性脂肪も88→80→187と激増しております。これはタモキシフェンの影響でしょうか?
ちなみに160センチ42キロの痩せ型、乳がんになり和食中心、甘いものもほとんど食べなくなりました。
筋トレはしていませんが、毎日8000~10000歩のウォーキングをしております。

今回のさらなる数値の上昇、今の時点で再発を視野にいれる必要はないと田澤先生はおっしゃると思いますが
今後も上がっていきはしないかと不安です。主治医は「体質的にCEAの基準値が高いほうかも」とおっしゃります。でも、術前2回測定しましたら両方とも2.0以下でした。
前回の回答で、ホルモン療法の影響もありそう、と回答頂きましたが、もしホルモン療法の影響ならば、どのくらい(の期間)を目処に数値が下がってくるのが一般的ですか?(ホルモン療法のリフレイン効果がどの位続きますか?)
先生のご意見お聞かせ頂けると幸いです。
お忙しいと思いますが宜しくお願い致します。

田澤先生から 【回答3】

こんにちは。田澤です。

術前は問題なかった肝機能や中性脂肪もあがっております。
術前から術後4か月、ASTは14 →28に、ALTは9→23へ。
そして今回γ-gpが31と基準値を超えました。また、中性脂肪も88→80→187と激増し
ております。これはタモキシフェンの影響でしょうか?

⇒まさに「その通り」です。

特に「ホルモン療法に伴う肝機能障害」があると、より「マーカーの動きは(ホルモン療法による)代謝、特に軽度の肝障害に伴うもの」の可能性を私は考えます。

2か月で4.1⇒4.6 と、それほど上がっていないことと、この間に肝機能障害が出ているのなら「尚更」再発とは関係無さそうと(私も、主治医同様に)思います。

***
再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
(回答が公開されてから2週間後)
2025/6/3
***