土曜日は「風と(それに伴う)肌寒さ」に早期撤退を余儀なくされ、日曜日は「雨」に夢の「屋上生活」を阻まれた先週でしたが…
今週の土日は予想気温も天気も(テンション)高め! 大いに期待して
土曜日:晴れました(祝)
今日は、ビーフカレー
ヒレ肉(右)とカレー用肉(モモ?)のhalf and halfにしてみました。
★ヒレのとろける様な「柔らかさ」と、モモ?の「しっかり」歯ごたえ!
絶妙なバランスです。
人間としても、これくらいのバランス感覚が欲しいものです。
出来上がり!
カレーにすると、チキンもシーフードもビーフも画像は同じですな。
晴れた屋上にて
香は欠かせません。
ひと際「高い」のが治一郎
年輪屋の「しっかり芽」の春ver.(一口サイズ)お洒落ですね。
そして日曜日
イヤー暑かった! まんま夏ですな。
カレーにキャベツ載せてみました。
キャベツの「シャキシャキ」感が、たまりません。
この野菜グリル?パン
お気に入り
コーヒータイム
ブラックは胃が受け付けないので、ノンシュガーラテです。
〇 石灰化
前回、前々回と早期診断の一つとしての「乳頭分泌⇒乳管造影⇒乳管腺葉区域切除」を取り挙げました。
今回は早期診断の重要な「もう一つの柱」である石灰化を取り挙げます。
また石灰化~?
新鮮味に欠けへん?(何故か、関西人きどりの「謎男君」)
知っての通り?
このコラムは『これは、いかんなぁ!』と、私自身がパッションを感じた時、急遽題材となります。
今回は、(月曜日、外来予習をしている際に)ある患者さんの「前医での診療経過」にパッションを感じ、「石灰化の早期診断の危うさ」に落とし込んで取り挙げることにしたんだ。
謎男君、そこのところ夜露死苦(ヨロシク)!(80年代的? 懐かしコメント)
症例1 前医で「薄くて」ST-MMTはできない と、言われた
実際(ST-MMTは)難しかったの?
〇 標本マンモ(摘出した石灰化を含む乳腺組織)
いやー、それがね。
前医で「ST-MMTは難しい」とされた症例は一応(心構えとしては)「難関症例」として臨むのだけど…
実際には、「あっさり」検査は終了。
まぁー、このような(前医で「難しい」とされ、当院でやってみたら「全く大したことがない」)ケースには慣れちゃったけどね。
病理診断はnormal breast tissue with calcification
結果は「良性との確定診断」を得て、これで「癌かもしれない?」とビクビクしながらの経過観察から(患者さんは)解放されたのです。
ここの解釈が重要だね。
(前医から見れば)「ほーら、良性だったでしょ。それなら苦労して検査なんかしない方がいいんだ」
なんて事かも?しれない。
だけど、「癌かもしれない。だけど(検査は難しいし)経過観察しかありません」と言われている患者さんにとっては?
「良性を良性と診断する」ことも(患者さんにとっては)「早期発見」と同じくらい大事なこと。
私はそう考えます。(皆さんは、どう思いますか?)
症例2 長~い経過観察の後に、漸く(ようやく)紹介、浸潤癌と診断
この「長~い」に、何か含みがありそうだね。
そうなんだ!
まるで、石灰化の歴史を見ているが如し。
ここまで(ゼロから)育てておきながら、最後は他院(当院へ)紹介かい!(『自分のところで診断できないんかい』って、関西風?に突っ込みたくなります。
★診断手技をもっていないのであれば、(危険な経過観察などせずに)「石灰化が出現した時点」で紹介すべきでは??
①石灰化無
石灰化無で「数年」定期的に通院
②石灰化出現
(今まで全く無かった部位に)石灰化が出現しています。
この段階では(画像診断では)カテゴリー「3」ですが…
ただ、そもそも「石灰化無」で数年の経過後に「新たに」出現しているのですから、(私なら)「かなり」気になります。
ここでST-MMTすると「究極の」早期発見となったわけです。
しかし、この施設では(当然の如く)経過観察となり…
③石灰化の増加
上記「出現」から1年半後…
明らかに「怪しい」画像所見
いよいよカテゴリーは「4~5」
ひえー!
出現から、なんと「1年半!」
ここまで(石灰化を)育てちゃった!! ここで「いよいよ」ST-MMT ?
ところがね。
ここから『何故か』更に半年間経過をみているんだ!
④(③から)半年!後
③で十分すぎるほど「癌を疑う」わけだけど…
何故か、更に「半年経過を見て」(何のための半年??)漸く当院へ紹介となったのです。
いやー本当に「長~い」経過観察だね!
結局(いよいよ怪しくなっても)自分で確定診断つける(ST-MMTする)こともなく、他院(江戸川に)へ紹介なんだね。
「石灰化を診断できない(ST-MMTをそもそも持っていない)施設での石灰化の経過観察ほど、
怖い事はない」
それが結論だね。
もしも、この病院(この医師)がST-MMTという手段を持っていたら…
通常なら(上記)②の段階で、どんなに遅くても(上記)③の段階で自ら診断(ST-MMT)するところが、
「他院へ紹介」となると、どうしても「1歩、2歩遅れてしまう」
それにしても…
一つの施設で、石灰化「無」から「出現」⇒「増加」⇒(誰がどう見ても)「癌にしか見えない石灰化」
までとなると…
ダーウィンじゃないんだから、いくら何でも「進化させすぎ」 そうも言いたくなるよね。