今日は晴れ、そして手術日。更に明日は休日(仕事はしますが)
これでテンション上がらないわけがない。
最高の11月スタートです。
楽天市場からの「お知らせ」は無いけれど(それも、凄く楽しみ)、TARTHERZEAL6の調子はまずまず(最近、「EDGE2」の重さが気になって、またZEALに戻っています)
今朝も、手術患者さん達の「緊張」が痛いほど伝わってきたけど安心してください。
最高のコンディションで、パーフェクト行きます。(ブログじゃなく、「直接」言えって?)
〇 昨日のコラムの「解剖」
我ながら、解りやすくできました。(掲示板を見る限り、評判もまずまず)
やはり、自分の身体がどうなっていて、「だから、どのような手術をする」みたいな理解はあった方がいい。
来週のコラムでは、いよいよ「センチネルリンパ節生検」と「腋窩郭清」について説明します。
〇 術野を保つことについて
いろいろご意見、ご感想。(更には)質問もありがとうございます。
時雨 says: 2020年10月31日 at 22:16
ここで優秀な回答に対して解説します。
ふーちゃん2626 says: 2020年10月31日 at 09:31
「筋鈎」を助手先生とDr.Tが交互に持つことは理解できたのですが…そんなことしなくても?Dr.Tが糸を切れば早いのでは?
⇒これは実は「非常に」するどい!
確かに、それでも成立します。(実際に、市川での局麻手術では看護師相手なので、糸も私が切っています)
それでは、何故そうしないのか?
理由1.ひとつ「先の」視野へ進める
(左手で持った糸を)自分の(右手で持った)鋏で切る場合には、「視線が糸にロックオン」されてしまう。
それに対して、(鋏を助手に任せる場合には)私は(糸を見ることなく)「視線を次の視野へ移している」のです。
僅かなこの「間」が、「視線を術野から離さない=スムーズさ」に繋がるのです。
理由2.助手とのリズム
掲示板の書き込みにもありましたが…
まさに「餅つき」のようなリズムは(手術においても)結構大事です。
自分でメスで切って、自分で結んで(本来は助手が糸結びするのですが)だけでも、「自分一人でやりすぎ」なのに、「自分でメスで切り、自分で結んで、自分で糸まで切って」では…(助手も、「仕事させてくれよー」的になる?)
因みに助手の「眠気防止(筋鈎だけ引いていたら、撃沈する助手もいるでしょう)」もありますね!
術者の手を使う、場を保つ等、せっかくなので、イメージトレーニングをさせていただくと、助手の先生の、左手が、常に空いています。左手で、場を保ち、右手で、糸を切る事も、可能ではと。
⇒これについて、回答します。
術野を保つには腕が「2本」必要なのです。
なので、助手が(両手で維持していた場を)右手を放棄して鋏持つと崩れてしまうのです。(だから、助手が右手で鋏を持つ「前」に術者が「助手の右手で持っている筋鈎を替わって挙げる必要があるのです。
★ 具体的には術者(私が)両手で糸を縛る(片手で糸結びは不可能です。皆さんも新聞紙を紐で縛ることを想像してください)
縛った後、(ここが肝心)「サッと」両手で持っていた糸を右手にまとめて、(空いた左手で)助手の右手の筋鈎を受け取るのです。
つまり、この時点では私が(まとめた)糸を右手に持ち、左手で筋鈎を持っており、助手は左手で筋鈎右手で鋏という状態となっています。