木曜日、外来終了が近づくにつれ気持ちが高まります。
「今週もよく頑張った(自分への労いです)明日から華金だ!」
夕方のランニングの際の「開放感」半端ないです。
そして、迎えた今日(華金当日)。
最近のコラムで立て続けに「手術手技」のことを紹介したことで、(我ながら)より一層「手術が楽しみ」になっています。
perfect is beautiful
(無駄の無い)綺麗な手術をすることに、(仕事を超えた)ワクワクを感じます。
手術は5件
どれ一つとして「同じ」手術はありません。
「術式として」同じ手術はあります。
ただ、たとえ同じ術式(今日の場合は「乳房温存+センチネルリンパ節生検」がダブっています)でも、手技は同じではないのです。
患者さんが違えば、皮膚の厚さも違うし、(引っ張った際の)膜の最適な伸展のための「力加減」も違います。
膜についている脂肪の厚みも異なることでしょう。
また、腫瘍の拡がりも乳腺の厚さも(誰一人として)同じものはないのです。
「同じ手術を沢山して、何が面白いの?」
そんな風思う方もいらっしゃるかもしれませんが…
何一つ「同じ手術」など無いのです。
perfectに対応してこそ、気付く領域だと思っています。
あまり手術を「えこひいき」していると、誤解を与えるかもしれません。
火曜日水曜日木曜日、この3日間の外来診療が苦痛ではないのです。
ただ「手術が相手では分が悪い」そういうことなのです。