今朝は、少々小雨混じりの中「先週(木)のスカロケ」聴きながらのランニング
あの『東出 昌大』がゲストに出ていました。
マンボウの凄いところは、「当たり障りのなく」やり過ごすのではなく、(かと言って)ずけずけと踏みんで傷つけるでもなく、『東出さん、まず独り言言わせてください。聴いていて(耐えられない位)失礼ならば足を蹴ってください』と、きちんとリスナーを納得させたうえでの気遣い、そしてきちんと「呆け」をとっている。『コンパ行きましょう』には(流石に)東出も「嫌だ」
このときには「ブラボーならぬ、マンボーと叫びました。」
さて、話はガラリと変わり、最近の「QAスレ」で私がコメントすべきものについて
「ふーちゃん2626 」さん① 8872に対して
田〇先生は「そう、めったにリンパ節が取りきれないという事態はありません。」とコメントされていますよね。
なぜこれほどにまで違うのか?
田〇先生なら…癒着していても取り切れる(うまく剥がすことができる)ということなのですね?
⇒まずは『今週のコラム 242回目 「完璧だと思った案件」はレベル2リンパ節の細胞診です』をご覧ください。
このコラムの中の『腋窩静脈は(レベル3)リンパ節の中に埋もれています。』
このようにレベルⅢを「真正面から」見ている私でさえ、この症例では一瞬『これは、駄目か(取れないか)?』と撤退も考えたわけです。
でも(本文に記載したように)「正面の視野だからこそ」ギリギリの攻防で取りきれました。
しかし、
それを、腋窩の外側からの視野からしか手術しない乳腺外科医が殆どなので、その場合には(迷うこともできず)「手も足も出ない」ですよね?
実際には、そのようなケースは(世間的に)少なくはないと思います。
寧ろ、(そのような恥ずかしい思いをしないために)敢えて術前抗がん剤を行い、「取り残したのではなく、(見えなくなっているから)そこは照射でOK]としているように感じるのです。
「8872」さんが(初回の手術で)『一部は血管に癒着し取り切れなかったと』いうのは上記状態だったのでは?と想像したわけです。
「ふーちゃん2626 」さん② <!–
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私が100%と言い切っているのは「自信がある」ではなく、「事実」です。
それは何故か?
2つの面があります。
1.正確に(病変の)中心部分を刺すこと
どんな便利なデバイスがあろうが、とにかく「これが一丁目一番地」です。
病変の端を掠る様な医師では、(そもそも)どうにもなりません。
2.病変の「均質」「不均質」を捉えて「全ての範囲から採取」すること
これは、上記コラムの「腫瘤非形成性病変」に対する採取が肝(キモ)となります。
そのような病変でも(MMTEが慣れていないからなのか?)MMTEではなくCNBしかしない(時は細胞診!)医師も多いのです。
『病変の全てを採取していないから、今回の検査で良性と出ても悪性が隠れているかもしれない』となりますが、
私から言わせれば、病変の「大きさ」「不均一さ」に応じてMMTEで全ての所見に対して採取することで、「そんな言い訳は不要」となります。
そして(滅多にはありませんが)MMTEでもカバーしきれない病変だと判断した場合には「外科的生検」を提示します。
★ 要は「精度」と(100%確定診断すべきだという)「こだわり」なのです。
おそらく「CNBで出なければ、(自分としては)十分よくやった。 あとは経過観察で(最終的に)癌と出たとしても誰にも責められない筈」という感覚なのでしょう。
年齢 40-49歳
入院期間 11日間
痛み 1
乳癌発覚後、ネットで田〇先生を知り転院させていただきました。Q&Aを拝見して先生を信頼していましたので、手術に対する不安や怖さは全くありませんでした。術後の痛みも殆ど無く、今は全然痛み無です。
看護師さん達もとても明るく優しい方ばかりで楽しい入院生活でした。
入院期間が11日となっているので、同時再建(広背筋皮弁)だったようです。(組織拡張器の場合には7日間となります)
ふと湧いた「ギモン」
田〇先生の生検は100%確定診断 一方…そうではない生検
↓
採取した部分には悪性はなかったけれど…
残った部分に悪性が隠れてた…
なんてことはないのでしょうか
そうならないための…
何か…秘策というか…採取の仕方(刺し方)みたいなものが
あるのでしょうか…
⇒これは『今週のコラム 246回目 診断(検診で「何かある?」と言われた方、「これって、しこり?」と感じた方へ)vol. 1 画像診断 vol. 2組織診断』のMMTEの「腫瘤非形成性病変」に対する使い方を参照してください。